• 2020年9月7日
  • 2022年5月11日

人に振り回されないための3つのポイントとは?

 

自分の思いがありながらも、相手のことを考え、ついつい意見を譲ってしまう…。
人から言われたことに対し、ついつい空気を読んで従ってしまう…。
それは悪いことではありませんが、自分の意見よりも他人の意見を優先しがちになる場合、ますます自分に自信が持てなくなる可能性があります。
今回は、人に振り回されないための3つのポイントについてご紹介します。

憶測に気づく

他人に振り回されやすい人は、相手の気持ちを察する傾向が強いぶん、知らない間に「相手が自分をどう思っているか」に意識を向けていることが多くなります。
「あの人は私のことを、○○だと思っているだろう」という憶測が強いと、ちょっとしたことでも被害妄想的な考えに陥りやすくなり、強固な思い込みが形成されやすくなります。このような状態で思い込みをなくすことは難しく、相手とのコミュニケーションにも支障が出る可能性が高いため、憶測の段階で気づくことが非常に重要です。
「相手に直接言われていないことについて、憶測で考えるのはやめよう」など、自分で線引きをすることが大切です。

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相手の感情の責任をとらない

振り回されやすい人の特徴として、相手の不機嫌な言動や行動に対し、「私が何か悪いことでもしたのだろうか……」と不安になり、その人を意識し続けることがあります。また、「嫌われたくない」「怒られそうで怖い」という恐れから、周りとのコミュニケーションも萎縮しがちに。

しかし、ここでしっかりと押さえていただきたいポイントは「相手の思考や感情は相手の責任である」ということ。どんなに気を使って無難な立ち回りをしたとしても、相手がどう思うかをコントロールすることはできません。

まずは、あなたと同じように、相手も「思考や感情」を抱く自由があることを受け入れる必要があります。相手の思考や感情の責任をとることはできないし、とる必要もないことをしっかりと認識しましょう。

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自分とコミュニケーションをとる

振り回されやすい人の場合、「相手が本当は何を思っているのか」「相手がどうしたいのか」がわからない、もしくは、わかっていても遠慮しがちなため、相手の言いなりになりやすいと言えます。

しかし、相手の意見や要求をつねに「YES」で応じていると、主従関係が生まれやすくなり、いずれ関係がギクシャクする可能性があります。相手とのコミュニケーションにおいて「NO」という勇気がない、もしくは自分の意見がない人の根底にあるのは「自己否定」。「自分はどう思っているのか」「本当はどうしたいのか」など、自己の内面とコミュニケーションをとることが今まで以上に重要となります。

相手の思考や感情が相手の責任であると同時に、自分自身の思考や感情は自分の責任です。
「相手が○○だから……」など他責の思考傾向が強い場合、被害者意識にもつながりかねません。そのため、まずは自身の思考や感情を注意深く観察し、「何に反応しているのか」「なぜ、反応したのか」を適宜掘り下げていくことをおすすめします。

人に振り回されやすい人は他人だけではなく、自分とのコミュニケーションもうまくとれていない状態です。自分の人生の舵をとっているのは自分であることを自覚し、自他ともによりよいコミュニケーションをとっていくことで、結果的に相手も自分も大切にすることができます。

自分らしくイキイキと過ごすためにも、この機会にしっかりと自己の確立を行うことをおすすめします。

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