• 2017年4月18日
  • 2021年11月12日

看護師メイクのコツ、マスク美人に見せるための基本を紹介

 

看護師の方は、一度はメイクの方法について悩んだことがあるのではないでしょうか?この記事では、薬剤師/美容家の花田 真理(はなだ まり)さんに手持ちのアイテムでマスク美人になれる時短アイメイク・ベースメイクのコツを伝授いただきます。日々マスクをつける職業だからこそ、これらのポイントも気にかけていきましょう。

看護師メイクで美人に見せるコツ

看護師さんは、メイクをしていても日頃マスクをつける機会が多く、マスクから出ている部分といえば目元から上だけです。そのため目元が印象に残りやすいのが特徴といえるでしょう。つまり、マスクから出ている目元から上が印象を決める重要なポイント。アイメイクで印象はがらりと変わります。 看護師メイクでマスク美人に見せるポイントは「派手すぎないメイク感」「清潔感」ではないでしょうか。ここでは看護師として働く女子のキレイを応援するべく、「派手すぎないメイク感」「清潔感」をポイントとした時短アイメイクを紹介します。

看護師メイクの注意点

メイクをしている看護師 マスクをつけたときのアイメイクの注意点はマスクから漏れる蒸気です。蒸気によってアイメイクがにじんだり、落ちたりしてしまうことがあるので、使用する色やアイテムの種類、濃さなどが重要です。では、アイテム別に見ていきましょう。

アイシャドウ

アイシャドウは目元をキレイに見せるアイテムです。パウダー・クリーム・リキッドなど種類があります。

アイシャドウのコツ1「落ちにくい種類を選ぶ」

アイシャドウの種類で崩れにくいのはクリームやリキッド。クリームタイプやリキッドタイプのアイシャドウを「薄く」のせることがポイントです。 パウダータイプを使用したい場合は、「アイシャドウベース→パウダーアイシャドウ」もしくは「クリームアイシャドウ→パウダーアイシャドウ」の順で使用すると崩れにくくなります。 パウダーアイシャドウを使用する場合も「薄く」のせることがポイントです。

アイシャドウのコツ2「色」

使用するアイシャドウの色によっては化粧が崩れた時にパンダ目になったり、クマのように見えてしまうことがあります。 そのため崩れたときも汚く見えない色を使用することが大切です。おすすめしない色は黒や濃いブラウン・ブルーなど。 とくに業務中は派手に見られがちな色よりも清潔感のある色を使用した方がよいでしょう。 ベージュ系や淡いピンクなどの色がおすすめです。

マスカラ

マスカラは目元が強調されるアイテムなので使用した方がよいのですが、使用するアイテムに注意しましょう。 マスカラには、ロング、ボリュームなどの種類のほかに、フィルムタイプ(お湯で落ちるタイプ)、ウォータープルーフタイプなどアイテムによって特性があります。

マスカラのコツ「使用するのはウォータープルーフタイプ」

マスクをつけたときは、マスクから漏れる蒸気によりマスカラが取れやすくなる場合があります。 そのためお湯で落とせるフィルムタイプのマスカラではなく、水分に耐性のある「ウォータープルーフタイプ」を使用しましょう。 注意点としては、ウォータープルーフタイプのマスカラは水分に強いのですが、油分には弱い点です。マスカラをつける前に、目の下(目のキワまで)にフェイスパウダーをつけ、油分となるべく触れないようにすることがポイントです。

アイライナー

アイライナーはマスカラ同様目元が強調されるアイテムです。使用することで目がパッチリ見える効果がありますが、派手に見えたりキツく見えることもあります。 そのため、ナチュラルに見せたいときはアイライナーを使用しないメイク方法が時短にもなり、おすすめです。アイライナーには、ペンシル、リキッド、ジェルなどの種類のほかに、フィルムタイプ(お湯で落ちるタイプ)、ウォータープルーフタイプなどがあり、アイテムによってそれぞれ特性があります。

アイライナーのコツ「使用する場合はウォータープルーフタイプ」

アイライナーもマスカラ同様マスクから漏れる蒸気によりアイラインが落ちてしまう場合があります。 そのため、お湯で落とせるフィルムタイプのアイライナーではなく、水分に耐性のある「ウォータープルーフタイプ」を使用しましょう。

アイブロウ

眉は顔の印象を決めるパーツです。眉で雰囲気作りができるため、キレイに整った眉を描くことは大切です。アイブロウにはペンシル、パウダー、眉マスカラなどの種類があります。

アイブロウのコツ「ペンシルとパウダーのW使い」

眉を自然にふわっとした印象に仕上げると清潔感のある雰囲気になります。 アイブロウペンシルとパウダーの両方を使用すると自然な眉が描けます。

看護師のベースメイクのコツ

ベースメイクをしている看護師

ファンデーション・BBクリーム・CCクリーム・フェイスパウダーなど、さまざまなベースメイクアイテムがありますが、重要なのは自分の目的に合ったアイテムを使用することです。 カバー力を求めているのにカバー力の低いミネラルファンデーションを使用していたのでは何の意味もありません。 また、ミネラル以外の成分が入っているものが肌に悪いというわけではありませんので、勘違いしないようにしてください。 時と場合によってアイテムを使い分けること、色味やテクスチャーはメーカーによって異なるため自分の望みを叶えてくれるメーカーのアイテムを見つけることが大切です。 ここからはタイプ別にベースメイクのコツをお伝えします。

しっかりメイクをしたい場合

しっかりしたメイクをしたい看護師さんや、シミやソバカスなどを隠したいときは、ファンデーションもしくはBBクリームを使用しましょう。 ファンデーションの中でも下記のようにカバー力の違いがあります。

<カバー力の高さ&油分の多さ>
クリームファンデーションリキッドファンデーションパウダーファンデーション

油分の多いクリームファンデーションやリキッドファンデーションを使用するときはくずれやすいので、フェイスパウダーを仕上げにつけることをおすすめします。

ナチュラルメイクにしたい場合

看護師さんの中には「すっぴんは嫌だけどナチュラルメイクにしたい」という方もいるかと思います。その場合は、CCクリームを使用しましょう。 CCクリームの機能は「下地&色補正」です。光を利用し肌の色ムラを整えるため、すっぴんより綺麗に見えます。 カバー力は低いため、シミやソバカス、ニキビあとなどが気になる場合は、コンシーラーを併用し対応しましょう。また、CCクリームのみの使用でもよいのですが、油分が配合されていて崩れやすいため、フェイスパウダーをつけるとより綺麗に仕上がります

肌に負担をかけたくない場合

夜勤などで肌に負担をかけたくない看護師さんにオススメしたいのが、フェイスパウダーミネラルファンデーションです。 油分が入っていないため肌への負担がかるく、石鹸で落とせるためクレンジングによる肌への刺激がないところが魅力です。 また、フェイスパウダーの成分(紫外線散乱剤)が紫外線を反射するため、すっぴんでいるよりも肌に優しいです。

ミネラルファンデーションといわれている商品の中には、マイカ、酸化チタンなどのミネラル成分の他に油分やシリコンなどミネラル以外の成分が入っているものもあります。 そういった商品はこの記事でいうミネラルファンデーションではなく、一般のファンデーションに分類されてしまいますので注意しましょう。

最後に

看護師さんは業務中なかなか化粧直しができないので、崩れにくい又は崩れても目立たないメイクをすると、化粧直しの手間も時間も短縮できます。また、たとえメイク崩れが起きても、清潔感が保てれば、マスク美人を保てるのではないでしょうか? きちんとメイクをしている印象を与えつつ、派手すぎない清潔感のあるメイクをぜひ取り入れてみてくださいね!

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