• 2016年7月26日
  • 2021年11月12日

これであなたも説明上手!伝わる説明の仕方とは

 

自分で仕事をするぶんには問題ないけれど、人に説明することに苦手意識を感じる人は少なくありません。しかし、説明を苦手に感じると新人指導などにも尻込みしてしまい、仕事を嫌だと感じる原因にもなります。今回は、上手に説明をするポイントや心構えについてご紹介します。

一方的にならないようにする

「早く覚えて一人前になってほしい」「せっかくの機会だから、私が持っている知識をできるだけ教えてあげたい」という思いから、あれもこれもとたくさんの情報を伝えたくなることもあるかと思います。 しかし、説明した内容のすべてを相手が理解してくれるとは限りません。伝えたいことを一方的に伝えるだけでは、情報を整理できずに相手が混乱してしまうことも考えられます。 それを防ぐためにも、相手の理解度を確認しながら説明する習慣をつけましょう。その際、「わかりましたか?」や「わからないところはありますか?」という聞き方をしてしまうと、恥ずかしさや緊張から本音が言いにくくなります。「今の説明がどのように伝わったか、念のために教えてもらってもいいですか?」など、相手が「どのように理解したか」をできるだけ引き出せるような確認の仕方を意識しましょう。

何が重要なのかを伝える

一度に長々と説明しても、話すスピードや内容に相手の理解が追いつかないことは多々あります。そのため、説明する側は「もっとも覚えておく必要がある重要な点は何か」について、話の途中や最後に簡潔に伝えるよう心がけましょう。「この話のなかで、最低限、抑えておいてほしいポイントは……」などというように、話しの区切りごとに説明すると内容がまとまりやすくなります。1テーマごとに3~5つ程度のポイントと、それらの優先順位を伝えるように意識すると、相手も情報を整理しやすくなるでしょう。また、説明するときには図などを活用すると、より伝わりやすくなります。

「説明するからには間違ったことを教えてはならない」「きちんと説明しなければならない」という思いが強いと、そのプレッシャーから表情や言動も硬くなり、教わる相手も緊張してしまいます。私が説明するときに大切にしていたのは「正しいことを伝える」のではなく、「相手がリラックスし、楽しく理解できるように伝える」ことでした。説明をすることで相手の知識が深まるだけでなく、自分自身の知識や経験の整理にもつながりますので、お互いが楽しめるような説明を心がけられるといいですね。

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