コラム 坂口千絵の幸せ看護師のつくりかた

間違った冷え性対策、していませんか?

第17回目

私は極度の冷え性で、夏でも手足が冷たくなってしまうことがあります。いまや女性の2人に1人が冷え性に悩んでいるといわれていますが、よかれと思ってとっていた対策が症状を悪化させる原因になることも。あなたは冷え性の原因と対策について、正しい知識を持っていますか?
冷えにより足などのむくみが悪化することもあるので、立ち仕事の多い看護師さんにとっても、冷えは天敵。この機会にぜひ正しい対策を知って、つらい冷え性の改善を目指しましょう!

冷え性の原因とは

冷え性は、自律神経の乱れや食生活の偏り、衣服の締めつけなどによる血行不良、運動不足による筋肉量の低下が主な原因であるといわれています。とくに女性の場合、ホルモンバランスの乱れによる自律神経の機能低下や、男性と比較して筋肉の量が少ないため、筋肉運動による発熱が起こりにくいことも原因として挙げられます。

間違った冷え性対策とは?

靴下を履いたまま寝る
「足が冷えると眠れないから……」という理由で、靴下を履いたまま寝るのは冷え性には逆効果。 靴下で足が締めつけられて血行不良となり、症状が悪化する恐れがあります。また、足の裏には体温調節をする汗腺が集中していますが、靴下によりうまく調整ができず、かえって身体を冷やす要因となることも。どうしても履いて寝たい場合は、5本指ソックスか、レッグウォーマーを使用しましょう。

緑茶やコーヒーをよく飲む
冷え性の場合、温かい飲み物がよいとされていますが、緑茶やコーヒーには身体を冷やす作用がありますので注意が必要です。利尿作用もあるため、トイレに行く回数が増え、結果的に身体を冷やしてしまうこともあります。最近の研究結果によると、ココアに含まれる「テオブロミン」には血流をよくし、「ショウガ」と同等に冷えを防ぐ働きがあることがわかっています。白砂糖には身体を冷やす作用があるため、ハチミツや黒糖で甘みをプラスするのがオススメです。

熱めのお風呂に長時間つかる
身体を芯から温めるには、熱めのお風呂に長く入りたくなりますが、実はこれも逆効果。交感神経が優位になり血管を収縮させるため、全身に温かい血液がまわらずかえって冷えてしまいます。また、長くつかることで自律神経が乱れ、冷え性が悪化することもあります。入浴時は40℃くらいのお湯で15~20分を目安にすることをおすすめします。また、半身浴よりも全身浴の方が身体全体に水圧がかかるため、血液循環がよくなります

一時しのぎの対処ではなく長期的な改善を

「冷えは万病の元」ともいわれており、放置するとひどい生理痛や慢性的な腰痛、肥満などさまざまな症状を引き起こします。重ね着で身体を温めることも大切ですが、あくまでも一時的な対処に過ぎず、根本的な解決にはつながりません。バランスのよい食事や適度な運動を心がけ、根本から体質改善をしていきましょう。

坂口 千絵(さかぐち ちえ)

プロフィール

坂口 千絵(さかぐち ちえ)

看護師/カウンセラー/ライフコーチ/セミナー講師/WEBライター

看護師歴20年。新人教育のリーダーとして数多くの新人を育てた経験をもとに、カウンセリング、コーチングなど、さまざまな資格を活かして看護師さんの悩みに寄り添い、問題解決へと導く個人セッションを行っている。コーチング、カウンセリングの枠にとらわれない、「相手の思いを否定せず、ひとりでは考えつかない解決方法の提案」がクライアントから好評を博す。

HP:http://infinity-space.jimdo.com/
ブログ:http://ameblo.jp/counselor-chisa/

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