ビューティーレクチャー 花田真理のキレイのための基礎知識

肌荒れしないために知っておきたいスキンケアの基本 <後編>

第4回目

前回、スキンケアの基本は「洗顔(クレンジング)」とお伝えしました。今回は、正しい洗顔(クレンジング)方法、洗顔(クレンジング)時の注意点についてお話しします。

肌荒れを招かない正しい洗顔(クレンジング)

正しい洗顔(クレンジング)とは、「汚れをきちんと落とすこと」です。
酸化した皮脂や油分を含んだメイクが肌に残っていると、色素沈着や毛穴が詰まってニキビなど肌荒れの原因になってしまいます。
また、毛穴に汚れが溜まったまま化粧水や美容液でお肌のケアをしても効果が薄れてしまいます。
そのため、お肌をケアする前に汚れをきちんと落とすことが必要なのです。
クレンジング剤には、油と界面活性剤が含まれていて、これらがメイクを落とすのに重要な役割を果たしています。
界面活性剤は肌に悪いというイメージが先行していますが、きちんとメイクを洗い流すために欠かせない成分であり、ただ単に肌に悪い成分というだけではありません。メイクには油が含まれているものが多く、油性のメイクを浮かすことができるのは油であり、その油分を水で洗い流せるようにするのが界面活性剤です。大切なのは界面活性剤の量や質であり、時と場合によってクレンジング剤を使い分けることが必要です。
濃いメイクのときはしっかり落ちるオイルタイプ、薄いメイクのときはミルクタイプなど、いくつかのクレンジング剤を用意しておくといいでしょう。
また、界面活性剤不使用のものはメイクを簡単には洗い流せず、拭き取る際の刺激やメイクの残存が肌荒れにつながることがあるので注意が必要です。

クレンジング・洗顔時の注意点

クレンジングや洗顔を行う際に肌荒れを進行させやすい行為もあります。それを避けるために注意すべき点は下記になります。

・クレンジング前は手を洗い、手の汚れを落とす。
・落ちにくいタイプのポイントメイクは、先に専用のクレンジング剤を使用して落としておく。
・クレンジングや洗顔を行う際は、力を入れすぎないようにする。
・クレンジング剤は1分以内を目安に、素早く馴染ませて落とす。
・洗顔時は水ではなくぬるま湯で行う。(水度は32℃~36℃くらいが理想的です)

洗顔後にすべき大切なこと

クレンジングや洗顔後はすぐに化粧水などの基礎化粧品をつけることが大切です。
洗顔後の肌から水分が蒸発する際に角層の水分が奪われてしまいます。角質の水分が奪われると乾燥が進行し、肌荒れが起きやすくなります。洗顔後は一刻も早く基礎化粧品をつけることを推奨します。
また、基礎化粧品は化粧水→美容液→乳液のように、すべてを使用しないといけないと思っている方がいらっしゃいますが、お肌の状態によってはすべてを使用しなくても問題ありません。
お肌が潤っている状態であれば美容液からつけても構いませんし、保湿効果のある美容液の場合はそれだけでも問題ありません。
ただし、化粧水だけをつける方法は、水分が蒸発してより乾燥してしまいます。化粧水を使用する場合は、必ず美容液や乳液など保湿効果のある基礎化粧品を合わせましょう。

最後に

スキンケアの基本で大切なのは洗顔(クレンジング)です。ご自身のライフスタイルに合わせ、時と場合によって洗顔料(クレンジング剤)を使い分けること、洗顔後はご自身の肌状態に合わせた基礎化粧品を使うことが大切です。
特に看護師さんは日勤や夜勤によってメイクを変えている方がいらっしゃるかと思います。また、夜勤の後は疲れて化粧をしたまま寝てしまうこともあるのではないでしょうか。そんなときは界面活性剤が多く使われていますが、拭き取りタイプのクレンジングを使うことも手です。
お化粧したまま寝てしまうよりは、拭き取りタイプのクレンジングを使いお化粧を落としてから寝た方がお肌にはいいので。「○○の成分が悪い」や「界面活性剤はNG」という考えではなく、どれを使うとベストな選択かを考えて使うといいですよ。

プロフィール

花田 真理(はなだ まり) 薬剤師/美容家

大学卒業後、調剤薬局に勤務。その後化粧品業界へ転職し、薬事・商品研究開発・総括製造販売責任者等の業務に携わる。現在は、自身のブランド(化粧品「MarryMemory」、ハーブティー「Doctor&Pharma」)を立ち上げ、薬剤師兼美容家として活動中。

Doctor&Pharma : http://www.doctor-and-pharma.co.jp/

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