実はこんな「考え方」があなたの運を悪くしている!?
第8回目

ふとしたときに、「私って、ホント、運が悪いな……」と感じたことはありませんか? 運気を上げるためにパワースポットへ行ってみたり、開運グッズを買ってみたりした方も多いのでは。しかし、「とにかく嫌なことばかり起こる」と思う方は、「自分を責めないようにする」だけで現状が良くなる場合があります。
昔の私は、基本的に運が悪いと思っていました。しかし、当時はその理由がまったくわかりませんでした。
今思えば、私は「自分を責める」のが趣味のような人間でした。足掛け20年ほど書いていた日記を読み返すと、「どうしてこんなこともできないの?」「あんたなんか、最低だよ!」と自分を否定する文章が多く書きつづられていました。
運が悪くなる原因は「自分を責めること」
自分の身に起こる出来事は「なにに意識が向いているか」によって受け止め方が変わります。当時の私は、自分を責めることに意識が向き、否定が否定を生む状態になっていました。良いことはたくさんあったはずなのに、悪いことばかりが意識の中で強調され続け、「私って運が悪い」と思う悪循環にはまっていたのです。
今は、「自分を責めること」が運を左右するほどの重要な原因だとわかります。過去を振り返りこそしますが、自分を責めることはほぼなくなりました。そのおかげで「自分の運が良いか、悪いか」にまったくとらわれなくなったのです。
大切なのは「心の内側」の変化
自分を責めてばかりいるにもかかわらず、運気を上げようとパワースポットへ行くなどの行為は、スキンケアの基礎ができていないのに、高級な化粧品で美を保とうとするのに似ています。表面的な行動を変えることも大切ですが、最も重要なのは「心の内側から意識を変えていく」ことです。
一度自分を責めはじめると、「あれもダメ」「これもダメ」と制限がどんどん増えていき、人生がつらく感じられます。しかし、それを止めることで自然と自分を責める回数が減っていき、生きることがラクになっていくのです。
人が変化を望むとき、行動を「増やそう」としますが、責める機会を「減らす」という引き算の考え方で、運が向いてくるかもしれませんよ。

坂口 千絵(さかぐち ちえ)
看護師、教育・指導サポート歴25年以上。コーチング、カウンセングなどの個人セッション実績豊富。2019年、「サポート職に携わる人のサポートに徹する」ことを決断し、25年間の看護師人生に幕を下ろす。
家族の死、最愛の夫の病死を通じ、死生観について学んだ経験をもとに、魂の望みを叶えながら、周りの人の幸せもしっかりとサポートしたい人に向け、オンライン講座を提供。セッションは「とにかく話しやすい」「具体的でわかりやすい」と好評。
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