• 2023年7月15日
  • 2023年7月10日

【看護師免許の正式名称も】 履歴書の免許・資格欄の書き方を解説

 

履歴書には、自分の保持する資格を正式名称で書く必要があります。医療職である看護師には、医療や看護の技術を学ぶ一環として、さまざまな資格を取得する方も多くいます。看護師の皆さんのなかには、履歴書を書くときに、免許・資格欄で自身が持つ資格をどのように書けばいいのか悩んだ方もいるのではないでしょうか。

この記事では看護師に関連する免許・資格の正式名称の書き方、履歴書に書いた方がいい資格と書かない方がいい資格、資格欄を書くときのポイントを解説します。

看護師に関連する免許・資格の正式名称と書き方

看護師が履歴書を書くときには、保持する資格を正式名称で書く必要があります。履歴書のような公的な書類では、資格名を一般名称のまま記載した場合、正しい書き方を知らないと見なされて減点につながるリスクがあります。自分の評価を落とさないためにも、資格の正式名称と正しい書き方について知っておくのは重要なポイントです。

各免許の正式名称は、以下の通りです。

資格の一般名称 正式名称・書き方
看護師 看護師免許 取得
保健師 保健師免許 取得
助産師 助産師免許 取得
准看護師 准看護師免許 取得
●●(※)認定看護師
※認定看護分野(クリティカルケア・緩和ケアなど)
認定看護師(●●) 取得
〇〇(※)専門看護師
※専門看護分野(がん看護・精神看護など)
専門看護師(〇〇) 取得
認定看護管理者 認定看護管理者 取得
ACLS ACLSプロバイダーコース 修了
循環器専門ナース 循環器専門ナース研修 修了
自動車運転免許 普通自動車第一種運転免許 取得
自動車運転免許(AT限定) 普通自動車第一種運転免許(AT限定) 取得
漢検〇級 日本漢字能力検定 〇級 取得
英検〇級 実用英語技能検定 〇級 取得
TOEIC〇点 TOEIC公開テスト 〇点 取得

認定看護師や専門看護師のような特殊な資格の場合は、資格を取得した具体的な分野まで記載しなければなりません。看護師免許以外にも、運転免許・漢検・英検・TOEICなど、一般名称と正式名称が異なる資格の記載方法にも注意が必要です。

以下の記事では、看護師が履歴書を書くときのマナーや封筒の書き方、すぐに使える例文テンプレートなどを紹介しています。「履歴書の基本的な書き方を知りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。

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看護師が履歴書に書いた方がよい資格・書かない方がよい資格

看護師が履歴書に書いた方がよい資格・書かない方がよい資格

履歴書は、応募者の経歴を把握して、会社の業務に適性があるかどうかを判断する書類です。業務の適正を採用担当者が判断できる資格を書けばよく、取得しているすべてのものを書く必要はありません。書いた方がよい資格と書かない方がよい資格があるため、それぞれ具体的に押さえておきましょう。

履歴書に書いた方がよい資格

看護師が履歴書に書いた方がよい資格は、以下の3つです。

医療系の資格
看護師免許・保健師免許・助産師免許など、看護職で役立つ資格を持っている場合には必ず記入しましょう。また、認定看護師や専門看護師など特定の分野に特化した資格を持っている方は、どのような分野で資格を取得したのか分かるよう書く必要があります。

資格のほかにも、医療系の研修を修了したという経歴がある方は、いつ・どのような研修を修了したのか書いておくとアピールポイントになります。

語学に関わる資格
TOEIC600点以上、英検2級以上を持っている場合には、積極的に履歴書に書くとよいでしょう。訪日・在留外国人の方が増加している現在、英語をはじめとした語学に堪能なことは、転職時のアピールポイントになります。

運転免許
往診・訪問看護といった医療サービスを提供しているクリニックでの勤務を考えている場合には、運転免許についても記載しておきましょう。

履歴書に書かない方がよい資格

看護師が履歴書に書かない方がよい資格は、主に次の3つです。

業務と関係ない資格
看護師の仕事内容と関係ない資格は、履歴書には書かない方がよいでしょう。業務と関係ない資格を書き並べると、「企業理解が足りていない」と見なされるリスクがあります。

実用性の低い資格
TOEIC400点、英検4級など取得難易度が低く、業務での実用性が乏しい資格も履歴書には書かない方が無難です。見方によっては、ほかの応募者と比較してレベルが劣っていると捉えられる可能性もあります。

趣味の資格
映画検定や温泉ソムリエ検定のような非実用的な資格は、趣味欄がある場合そちらに記載しましょう。ただし、日本メディカルセラピー協会公認調香師やカラーセラピストなどの、看護業務に活かせる資格であれば記載しても問題ありません。

看護師が履歴書の資格欄を書くときのポイント

看護師が履歴書の資格欄を書くときのポイント

履歴書の資格欄を書くときには、いくつか注意点があります。基礎を押さえていないと、マイナスポイントとして見られるリスクもあるため気をつけましょう。看護師さんが履歴書を書く際に意識したい5つのポイントについて紹介します。

履歴書に記載する志望動機や配属希望の例文については、下記で詳しく解説しているので合わせてご一読ください。

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取得した順番に資格を書く

履歴書には取得した日付順に資格を記入するのが一般的です。ただし採用担当者によっては、運転免許とそのほかの資格を区別して認識している場合も珍しくないため、運転免許は先に書いてもよいという意見もあります。

資格によっては「取得されてからどのくらいの期間が経過したか」「きちんと免許更新されているか」が重要視されることも少なくありません。資格ごとに取得した日付を整理してから書きはじめましょう。

取得年月日の書き方を統一する

資格の取得年月日は、西暦・和暦のどちらでも構いません。ただし1つの履歴書の中では西暦・和暦のどちらか一方に統一するのが基本です。

学歴欄や職務経歴書と同じ書き方にするのも意識したいポイントの1つです。西暦と和暦が入り混じると分かりにくく、間違いが発生する原因にもなるため注意しなければなりません。

「取得」と「修了」を使い分ける

履歴書では、取得と修了の使い分けにも気をつけましょう。「取得」は試験に合格する必要があるものに使い、「修了」は講習や研修の受講が中心となるものに使うのが一般的です。

また、複数のコースがある講習や研修の場合は、具体的なコース名も書いておくと採用担当者が評価しやすくなります。医療系の研修を受けたことをアピールしたい場合には、講習・研修名と具体的なコース名を書いたうえで、修了と書くようにしましょう。

資格の取得日は免許記載の日付を書く

資格の取得日は試験の合格日ではなく、免許に記載された資格取得日を書くようにしましょう。免許証・資格者証・合格者証に記載してある日付を書いておけば、基本的には問題ありません。

看護師免許を保有していないものの、これから看護師国家試験を受験して取得する見込みがある場合には「看護師免許取得見込み」と記載します。ほかにも業務と関連する資格を取得する見込みがある場合には、積極的に書いておくとよいでしょう。

資格欄に入りきらない場合は関連度の高い資格を優先する

履歴書の資格欄は狭いため、自分が保有している資格を書ききれない方もいます。資格欄に入りきらない場合は、自身が担当する業務と関連度の高い資格から優先して書くとよいでしょう。

専門性が高く、業務とすぐに関連付けられる資格が多い方が、採用担当者へのアピールになります。欄に入りきらない資格については、面接時の会話で担当者に伝えましょう。

まとめ

看護師が履歴書を書くときには、保持する資格を正式名称で書く必要があります。看護師資格の場合は、「看護師免許 取得」が正しい書き方です。履歴書には所持する資格をすべて書く必要はありません。医療系資格や語学関連の資格、運転免許などの業務と関連深い資格に絞って記載しましょう。

また、資格欄では、免許に記載された日付をもとに、取得した順番に資格を書きます。資格取得日の西暦・和暦は統一し、資格欄に入りきらない場合は業務との関連度が高い資格を優先するとよいでしょう。

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※当記事は2023年5月時点の情報をもとに作成しています

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