• 2019年11月28日
  • 2021年11月16日

看護師になりたいあなたへのアドバイス

 

看護師になりたいあなたへのアドバイス

看護師を志している、あるいはすでにめざしている方もいらっしゃると思います。今回は看護師になりたいあなたへのアドバイスをお伝えします。

モチベーションを管理する

看護師をめざすにあたり、切っても切り離せないのが勉強です。しかし、勉強に関する悩みで圧倒的に多いのは「やらなければならないのはわかっているが、やる気が出ない自分に嫌気が差す」といったものです。

気分が高揚すると何に対しても活動的になれたり、充実感があったり、前向きになれる反面、気分が落ちると何をするにもおっくうになりがちです。気分の落差が激しいときほどギャップを感じ、戸惑うことがあるかもしれません。しかし、気分に浮き沈みがあるのは当然のこと。決してあなたの意志が弱く、頑張りが足りないという類いのものではないことを、まずは覚えておきましょう。

大切なのは「やる気はなくてもまずは5分、取り組んでみる」などのように、脳の作業興奮の特性を活用したり、行動に移すことのメリットをできる限りたくさん挙げたり、やる気が出るまであえて取り組まないなど、さまざまな方法の中で「やる気のある・なし」に左右されないモチベーション管理を意識していくことです。

少しずつ心の土台を築く

仕事においてはどのような職業でもそうですが、特に看護師の場合、人の生死と向き合うことや高度な知識や技術が必要とされる場面も多いため、ストレスやプレッシャーを感じる機会も少なくありません。私はこれまで、たくさんの新人看護師の悩みを聞いてきましたが、心が折れてしまう原因として「できないところばかりに目を向けてしまう」「先輩の言葉に傷ついてしまう」ことが挙げられていました。

これらは、成長意識や理想が高いからこそ生まれるものですが、上手に対処することができず、前に進みたいのに身体症状や精神症状が出てしまう人がとても多いのが現状です。 看護師をめざす際、たしかに勉強することも大事ですが、それ以上に大事なのは「問題が起こったときの対処法」を正しく身につけることができているかです。看護師になってから対処方法を身につけようとしても、新しい環境の変化にともない、慣れることに精いっぱいでメンタルケアまでは手がまわりません。そのため、今から心の在り方を身につけておきましょう。
もし、今の段階で「自分を責めることが多い」「完璧主義の傾向がある」という人は、まずは「自分を責めない方が対処しやすい」ことを知り、無理にポジティブになろうとせずに、いったん「受け入れる」という選択を意識的にすることをおすすめします。

看護師をめざす道のりにおいて、さまざまな不安が出てくることもあるかと思いますが、未知の経験に挑もうとしているわけですから、不安が出るのも無理はありません。不安に思うご自身を決して否定せず、楽しみながら新たな道を切り拓いていきましょう。

■関連記事
看護師になるには? 主婦や社会人でもなれる? 資格取得の方法や費用を解説

マイナビ看護師の転職サポートは、 平均年収の相場もお伝えできます!

著者プロフィール