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看護師資格の資格が生かせる病院以外の転職先とは?

2021.07.15 2021.07.12

看護師として転職を考えるとき、真っ先に思い浮かべる転職先は病院施設かもしれません。しかし、看護師の転職先には病院施設以外にもさまざまな選択肢があります。今回は、看護師資格を生かせる病院以外の転職先について考えてみましょう。

(目次)

看護師の就業場所1位は病院勤務(70.9%)

看護師として転職を考えるとき、真っ先に思い浮かべる転職先は病院施設かもしれません。しかし、看護師の転職先には病院施設以外にもさまざまな選択肢があります。

今回は、看護師資格を生かせる病院以外の転職先について考えてみましょう。

看護師の就業場所1位は病院勤務(70.9%)
厚生労働省が発表した「2018年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」によると、就業する看護師は男性95,155 人、女性1,123,451 人の計1,218,606 人となっています。約120万人の看護師がどんな就業場所で活躍しているのか、同資料に基づいてランキング形式で見てみましょう。

1位:病院勤務(70.9%)

病院施設に就業する看護師は863,402人で、全体の70.9%に該当します。ここで示す病院施設とは、20床以上の病床を有するところを指します。

2位:診療所(12.8%)

診療所に就業する看護師は、155,986人。これは、就業する看護師の12.8%に該当する値です。病床数が20床未満の施設は診療所と区分されます。

3位:介護保険施設等(7.3%)

介護老人保健施設、介護医療院、指定介護老人福祉施設、居宅サービス事業所、居宅介護支援事業所などを介護保険施設等として統計しています。これらの施設に就業する看護師は診療所に次いで多く、7.3%に該当する89,270人です。

4位:訪問看護ステーション(4.2%)

介護保険施設等に続き、4番目に多いのが訪問看護ステーションです。約4.2%に該当する51,740人が就業していると報告されています。

5位:社会福祉施設(1.6%)

厚生労働省は、社会福祉施設として、障害者支援施設、老人福祉施設、保護施設、婦人保護施設、児童福祉施設、その他の施設に大別しています。これらの社会福祉施設に就労する看護師は1.6%に該当する18,897人です。

看護師の就職先は幅広い

看同資料によると、上記5つの就業先のほか、看護師等学校養成所又は研究機関、その他の機関、市区町村、事業所、保健所、都道府県の順に看護師の就業率が高くなっています。

看護師等学校養成所又は研究機関では、指導者や研究者として就業し、自治体に就業する看護師は保健センター、教育機関などにおいて、地域住民や子どもたちの健康維持増進に貢献しています。

事業所では、産業看護師として社員の健康増進、健診補助業務などを担います。資料から見ても、確かに病院に勤務する看護師がダントツに多いものの、それ以外にも幅広く活躍の場があることがわかります。

[参考]
1. 厚生労働省 平成 30 年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況
2. 厚生労働省 平成 22 年版 厚生労働白書 Ⅰ 制度の概要及び基礎統計 医療施設の類型 概要
3. 厚生労働省 平成 22 年版 厚生労働白書 Ⅰ 制度の概要及び基礎統計 社会福祉施設 概要

 

病院以外で働くメリットは?

上述したように、病院以外でも看護師が求められる職場はたくさんあります。では、看護師の資格を活かしながら病院以外で働くことに、どんなメリットがあるのでしょうか。以下にまとめました。

ライフスタイルやライフステージに応じて働ける

病院では、夜勤を含めたシフト制の勤務で、休日も不規則に指定されるケースがほとんどです。そのため、家庭と仕事の両立が難しいと感じる人も多いかもしれません。

その点、病院以外の職場は、基本的に日勤の時間帯のみに働き、土日・祝日が休日になるところが一般的です。プライベートの時間が確保しやすいため、家庭との両立もしやすくなります。小さな子どもがいる家庭では、学校や保育園などの休みに合わせて長期休暇を取得しやすいのもメリットといえるでしょう。

子どもが小さな間はじっくりと育児にも取り組みたいという方や、家族の介護も担いたいという方、しっかりとプライベートな時間を楽しみたいなどそれぞれのライフスタイル、ライフステージに応じて働きやすい環境が作りやすいといえるでしょう。

収入アップにつながる場合もある

企業に従事する産業看護師は、企業職員と同様の収入と待遇を得られます。特に、大手企業の場合は、夜勤や休日出勤がなくても、病院施設と比べて収入が多いケースがあります。

人間関係の悩みが軽減される可能性も

同僚の多い病院施設では、人間関係も複雑になりやすく、ストレスになってしまうことがあります。しかし、病院以外の勤務地では、病院ほど多くの同僚はいません。病院勤務と比べて、看護師同士の人間関係に悩む可能性は少なくなるでしょう。

急変などの対応の必要性が少ない

病院以外の施設では、健康の維持・増進をサポートする業務を担う場合がほとんどで、患者さんの急変対応に立ち会う機会はあまりありません。

そもそも医療行為を実践する機会が少ない職場もあるため、致命的な医療ミスが生じるリスクも少なくなるのもメリットといえるかもしれません。

看護師の病院以外への転職の選択肢とその特徴

これまで病院勤務しか経験がない場合、病院以外への転職を考えたとしても、どんな場所を選べばよいのか悩んでしまうのではないでしょうか。ここでは、候補となる代表的な施設やその特徴について解説します。

診療所

1つ目の候補は、診療所です。先にもお伝えしたように、診療所とは病床数が20床未満の施設を指します。病院との大きな違いは、施設の規模にあります。入院患者が病院より少ないものの、業務内容はおおむね病院と似ています。

診療所に勤務する看護師は、主に問診、バイタル測定をはじめに、医師からの指示により採血、点滴処置、検査説明などを担います。診療所の診療科目により、心電図の測定やレントゲンの現像などを担当する場合もあります。

そうした通常業務のほか、診療所では雑務を担当することも多くなります。医療器具の洗浄や消毒、クリニック内の清掃、衣類やタオルなどの洗濯、診療ベッドや医療器具の準備、備品発注、電話対応などが任される場合もあることを覚えておくとよいでしょう。

勤務形態は、診療所の診療時間に応じて日勤のみとなることが多く、休日診療日以外の土日祝日はしっかりと休めるのが大きな特徴です。

診療所への転職を考える場合、求人情報をこまめにチェックしておくことが大切です。というのも、大規模病院とは異なり、診療所の求人は欠員が出たときだけに募集されるケースがほとんどだからです。

ただし、教育やサポートを受けられない可能性も高いため、臨床経験の少ない人にとっては、難しい職場かもしれません。診療所は地域密着型が多いため、コミュニケーション力があり、地域の患者さんとの密な関わりが得意な方には働きやすい職場といえるでしょう。

介護保険施設等

介護保険施設等では、主に利用者や入所者の健康維持に向けて、必要な医療行為を医師の指示のもとで実践したり、看護を提供したりします。医療行為といっても健康状態の確認や服薬管理など、利用者や入所者の生活を支援する業務が中心です。

病院施設と比べると1施設あたりに常駐する看護師の数は少なく、他職種との連携が欠かせません。ケアマネージャーをはじめ、認知症看護、緩和ケア、皮膚・排泄ケアなどの認定看護師を目指す人にとって、キャリアアップのチャンスが得られる職場です。

訪問看護ステーション

訪問看護ステーションでは、患者さんの自宅を訪問し、医師からの指示を元に患者さんの疾患や障害に応じた医療行為と看護を提供します。

24時間体制の訪問看護ステーションでは、夜勤はなくともオンコール対応が求められることもあるでしょう。そのほか、訪問看護に必要な計画書や報告書の作成といった業務もあります。事業所やコメディカルと密にやり取りし、他職種連携のなかで仕事を進めるのが特徴です。

これまでは臨床経験が多い看護師でないと、訪問看護ステーションへの就業が難しいといわれていました。しかし、超高齢化社会を迎えた今、訪問看護師の需要が高まっており、訪問介護ステーションの求人は増加傾向にあります。

そして、需要増加に伴い、訪問看護師の育成に力を入れる事業所も増えてきました。訪問看護師は、パートでも時給が高い傾向にあるため、家庭と仕事を無理なく両立させていきたいという人にオススメの働き方です。

訪問看護師としての経験を積んだ後には、ケアマネージャーや認定看護師などを修得してキャリアアップを目指すこともできます。

社会福祉施設

障害者支援施設、老人福祉施設、保護施設、婦人保護施設、児童福祉施設などの社会福祉施設に勤務する看護師は、施設ごとに利用者や入所者の特徴が異なるため、それぞれに応じた看護を提供します。

たとえば、障害者支援施設では、利用または入所している重症心身障害児・者の医療ケアや、日常生活支援、療育活動の支援を、多職種と連携しながら担います。

専門的な知識や技術が求められるため、教育や研修制度が整っている施設が多く、キャリアアップを目指した転職を希望する方にもおすすめです。

産業看護師(企業内看護師)

企業や教育施設などに所属する産業看護師は、社員への保健指導や健康診断の補助、メンタルヘルスチェック、けがや急病の応急処置などを担います。

勤務時間は、施設に合わせて主に9時から17時までなどと決まっており、夜勤はありません。また、基本的に土日祝日が休みになることが多いため、プライベートと仕事にメリハリをつけて働けます。

企業に勤める社員の1人として、成績次第で年収アップを見込める可能性もあります。やる気をもって業務を遂行することが得意な人や事務処理能力なども含めてスキルアップを目指したい人におすすめの職場です。

ただし、産業看護師を希望する人は多く、他の施設や事業所などと比べると求人数が少ない傾向にあるのが現状です。求人をこまめにチェックしながら、採用につながるよう自身の強みやアピールポイントを日頃からしっかり整理しておくと良いでしょう。

保育園

保育園のなかでも、病児保育を受け入れている施設では、看護師のニーズがあります。主に園児の健康観察や管理、感染予防対策、服薬管理、健診業務の準備や介助、手洗いや歯磨きの健康指導、傷病の応急処置などを担当し、病児保育に関する保護者への説明義務も担います。

また、園で配布される健康だよりを作成するといった業務もあります。小児科での臨床経験があれば、経験を生かせます。保育士や栄養士と連携しながら、子どもの健康を守りたい人、子ども好きな人におすすめです。

その他の施設

そのほかにも、献血車や献血ルーム、健康診断や人間ドックの実施施設、イベントナース、ツアーナースといった働き方があります。ただし、こうした職場の多くは、単発やパート、非常勤といった勤務形態がほとんどです。

 

病院以外の転職先を選ぶ際のポイント

病院以外の転職先を選ぶといっても、対象となる施設は幅広くあります。自分に合った転職先を探すには、どのような視点で考えればよいのでしょうか。看護師の病院以外への転職先を選ぶときのポイントを見てみましょう。

ライフスタイルに適しているか

どんなに好条件の転職先であっても、自身のライフスタイルに適した転職先でなければ、長く安定して働き続けるのは難しいものです。 収入だけでなく、福利厚生や業務形態についても十分に確認した上で判断することが大切です。転職にあたって妥協できないポイントを明確にし、優先順位をつけておくと転職先候補が絞りやすくなります。

キャリアプランに沿っているか

病院以外の転職先を選ぶときには、自分の所有資格や臨床経験に沿って、キャリアアップにつなげられるかどうかも確認しておきましょう。 転職先に長く勤務するためにも、キャリアアップに役立つ教育制度や研修制度などが充実した転職先を選ぶと良いでしょう。

やりがいを見出せるものか

転職先を探すとき、収入や業務形態に注目してしまいがちです。しかし、看護師として長く安定して就業するためには、自分の看護観を大切にし、やりがいを見いだせるかどうかも大切な判断材料となります。モチベーションを維持するためにも、やりがいのある働き方ができるかどうかも確認しておきましょう。

病院以外で自分に最適な転職先を見つけよう!

病院以外への転職を検討する場合には、それぞれの施設の特徴を理解した上で自分に最適な職場を見つけることが大切です。

どんな職場が良いのか悩んだら、看護師専門の転職アドバイザーに相談してみてはいかがでしょうか。臨床経験や所有資格を生かせる転職先を探すアドバイスが受けられるだけでなく、情報収集もスムーズです。上手に活用しながら、働きやすい環境を探してみましょう。

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