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看護師の夜勤が変わる? 勤務間インターバルを11時間以上に

夜勤が働きやすくなる?

日本看護協会は2018年9月13日、政府の働き方改革関連法をふまえ、看護職員の健康に配慮した交代制勤務に関する提言を発表しました。
一点目は3交代勤務(1勤務8時間)の場合は夜勤を月8回以内におさめること、二点目は前日の終業時刻と翌日の始業時刻に11時間以上の休息を確保する勤務間インターバルをとる図1)という内容です。2014年の日本看護協会の調査によると、3交代制をとっている病院における看護師の月あたりの夜勤数は8回超~9回未満」がトップで24.4を占めています。また、1.9%は月に10回以上夜勤をしている実態が明らかになっています(表1)。

図1 11時間の勤務間インターバル

夜勤に関しては、以前に夜勤「72時間ルール」により、看護職員一人あたりの月の夜勤時間を72時間以内にしなければいけないというルールが設けられていました。「72時間ルール」では夜勤の上限時間の設定にとどまりましたが、今回そこにさらに夜勤回数の制限と勤務間インターバルの確保を付加する提言に至ったと考えられます。

表1 3交代制病院における看護職の月あたりの平均夜勤回数

日本看護協会 2014年「看護職の夜勤・交代制勤務ガイドライン」の普及等に関する実態調査 をもとに作成

「日勤深夜」の事実上の廃止

これまで、3交代勤務はとくに勤務間インターバルの確保が難しいという背景がありました。日勤で17時台まで仕事をし、翌日深夜0時台に出勤をするという通称「日勤深夜」では、6~7時間程度の休息しかとれないまま夜勤に入らなければならないという問題があります。

現場の看護職員からも、勤務間インターバルが短いため、仮眠がとれず、日勤の疲れが抜けないまま深夜勤務に従事しなければいけないという辛さがよく聞かれます。このような環境であるために、3交代勤務に抵抗がある看護職員は多いといわれています。
そうした問題もふまえ、「日勤深夜」を事実上廃止する提言となりますが、実現するためには、十分な看護職員の確保が必要になります。

また、管理者の勤務シフト作成も困難なものとなるでしょう。3交代勤務自体のあり方も含め、看護職員の夜勤体制は今後大きく変化していくと考えられそうです。

 

文:看護師 水谷良介

 

【関連記事】2018年の診療報酬改定で、夜勤「72時間ルール」はどう変わる?~おさらい編~を読む

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