サイト内の現在位置

看護師ヘッドラインニュース

転職活動を成功されるためには、医療業界に関する知識を深めておくことは大切です。
話題のニュースや業界の最新動向などの情報を集めて面接や職場での会話に役立ててください。

vol.001

2018年の診療報酬改定で、夜勤「72時間ルール」はどう変わる?~おさらい編~

2016年の診療報酬改訂で変更があった、夜勤「72時間ルール」。2018年の診療報酬改訂ではさらなる変更が予想されますが、まずはこれまでのルールと、それによる現場の声について振り返り、おさらいをしていきたいと思います。

現場では看護師の夜勤回数に公平性が!

夜勤「72時間ルール」は、看護師の夜勤負担軽減を目的としたルールで、「夜勤をする全看護師の夜勤時間の合計」から「夜勤をする全看護師の人数」を割った数字が72時間以内にならなければいけないというものです。

この夜勤「72時間ルール」の変更は果たして浸透したのでしょうか? 中央社会保険医療協議会が実施した、夜勤時間数別の看護職員数の調査を比較してみました。
2015年10月の結果では、夜勤72時間以上の看護師の割合が38.9%であるのに対し、2016年10月の結果では37.3%と、2015年に比べて1.6%減少しています。結果だけ見ると、わずかながら夜勤72時間以上の看護師は減っています。現在私が働いている現場の実感としても、看護師ごとの夜勤の回数に差が出なくなり、2交代夜勤の月の合計回数も4回以下にそろうようになったと感じています。
夜勤の回数に関しては、これまで「私だけ1回多い」など不満の声も聞かれていたので、この制度で公平性が保たれてきたと考えられそうです。

公平性の裏では、負担が増えた看護師も

しかし、この「72時間ルール」を維持するためには、夜勤をする看護師が多く必要になります。女性が大半の看護師業界は、子育てなどで夜勤が難しいという看護師も少なくありません。日勤常勤やパートなど、夜勤のない働き方を選んでいる看護師が多いと「72時間ルール」を維持するのが困難になっていきます。
その影響を受け、これまで夜勤回数が少なかった看護師の夜勤が増えてしまうような事態に陥っているのも事実です。それを裏付けるものとして、中央社会保険医療協議会が実施した調査があります。看護職員1人あたりの月平均夜勤回数について2015年10月と2016年10月を比較したもので、非常勤の2交代で0.1回、3交代の深夜勤で0.3回、夜勤回数が増加している結果が出ています。

看護師それぞれのニーズに応えきれない現状

現場で一人ひとりに夜勤への思いを聞いてみると、それぞれが全く違う意見を持っていることがわかります。「少しでもお金を稼ぐために夜勤をやりたい」という看護師もいれば、「身体のことを一番に考えて無理はしたくない」という看護師、「1回でも夜勤は少ないほうがありがたいけど、独身だし、部署全体のためにもやらなくてはいけない」と考えている看護師もいるのです。

このように夜勤「72時間ルール」の目的である看護師の夜勤負担軽減は、ただ所属部署の全夜勤看護師を一様に72時間以内に調整するだけでは抜本的な解決に至りません。夜勤のできる看護師を増やすために、夜勤をやってもいいと思えるような待遇の改善や、夜勤の仕事自体の軽減、一人ひとりのワークライフバランスやニーズに沿った勤務ができるような制度変更が望まれます。

次回は、2018年診療報酬改訂で予想される、夜勤「72時間ルール」の変更ポイントについて触れていきたいと思います。

文:看護師 水谷良介

資格、お給料、人気の職場レポなど
看護師転職お役立ちコンテンツ

マイナビ看護師に登録して希望通りの求人を紹介してもらう!
  1. ご登録
  2. 希望にマッチした求人情報のご提供
  3. 面接・見学
  4. 内定・ご入職
最後まで納得のゆく転職先をお探しします。
無料で登録する
求人に関するお問い合わせは・・・看護師専用ダイヤル 携帯・PHS OK! 0120-838-153 平日9:30?20:30 土曜9:30?17:30(日曜・祝日を除く)お問い合わせ例