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東京都

株式会社ベネッセスタイルケア

2003年に設立されたベネッセスタイルケアは、入居型から在宅介護、人材・研修サービスまで幅広い高齢者介護サービス事業をはじめ、高齢者住宅事業、保育事業などを展開する総合福祉サービス企業です。なかでも高齢者施設事業は、有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅を中心に全国に300ホームを展開。1,000名を超える看護職が在籍をしています。施設看護が初めての方がほとんどですが、入社時研修が充実しており、介護技術についても科学的な根拠を踏まえて習得できます。また、配属先に慣れるまで本部スタッフがきめ細かくサポートします。ベネッセグループの一員だから福利厚生ももちろんしっかり。キャリアパスも多彩で、自分らしい働き方が実現できます。

第一に考えるのは治療ではなく、その人らしさ
想いを叶える看護に、やりがいを感じています

一人ひとりを大切にする、ブランドメッセージとケア手法に魅かれました
御社を選んだ理由を教えてください

転職活動の1つとしてベネッセスタイルケアのホームページを見て、まず「その方らしさに、深く寄りそう」というブランドメッセージに強く魅かれました。さらに、実際にホームにあった認知症のご入居者様への対応事例が決め手になりました。「料理が好き」などご入居者様の想いを尊重して自分らしさを発揮する介護です。正直、病院では日々の業務に追われて認知症ケアについて学ぶ機会がなく、ほとんど知識がなかったのですが、「こんな関わりができるんだ!」と深く感銘を受けました。私も一人ひとりのご入居者様にあったケアを学んで提供したい、それが一番の理由です。ほかには家庭との両立を考えて日勤常勤であること、また大きな会社なので福利厚生がきちんとしていることも魅力でした。

病院からホームに職場が変わってギャップはありましたか

最も大きかったのは、ホームには医療従事者が看護職しかおらず、医療機器もないという環境の違いです。医師が同じ場所にいないので、何かあったときの看護職の判断や行動が病院以上に重要になってくると感じました。ですが実際には往診医との連携が密で、すぐに電話して相談できます。またホーム長やサービス管理責任者も経験豊富で頼れるほか、他職種との協力体制がとてもスムーズです。最初は不安でしたが、実際に経験すると、「看護職だけじゃない、全員で対応する」という安心感が大きいですね。

「初めての出勤日にはロッカーにウェルカムメッセージが沢山貼られていて、一気に気持ちが前向きになりました」と穴澤さん。「業務に入る前には、ご入居者様とお話しする時間を設けてくれたので、早めに顔と名前を覚えることができました」と配慮ある職場環境に感謝している。
その人らしさに寄り添うケアを、皆で相談して提供することがやりがいです
ご入居者様との印象的なエピソードはありますか

すべてのご入居者様との関わりが心に残るものですが、あえて挙げるとお1人はある男性のご入居者様です。ターミナル期で食が細くなり、ご家族に(食べやすい)ゼリーをお持ちいただくなど工夫していたのですが、ある日、お好きな日本酒を含んだガーゼで口腔内を湿らせたところ、「美味しい」と味わってくださいました。介護スタッフや医師、エリアのOTやPTと話し合って決めたことですが、病院ではお酒など考えられません。治療優先ではなく、その方らしく最期まで生きることを大切にするケアにやりがいを感じました。もうお1人は女性のご入居者様です。いつも明るく話し好きな方ですが、何度もラウンドするうち、表面上は明るくてもどこか沈んだ様子を察知したので、じっくりとお話を伺いました。家族に会いたいが、こちらから「会いに来て」とは言えない―。そんな繊細な悩みを打ち明けていただく機会は、病院ではまずありません。一方でホームでは、自立されているご入居者様ほど介護が手薄になりがちです。この出来事を通して健康管理だけでなく、たとえば「一緒に一日の時間の使い方を考えていきましょう」といった、ご入居者様の心を支える看護を意識するようになりました。

そうすると介護スタッフとの連携も重要ですね

普段からコミュニケーションを取っているので、介護スタッフは「内出血が見られる」「食事量が少ない」など、ささいな変化でもすぐに報告してくれるので助かっています。また、ご入居者様の夜間の過ごし方など、私のほうから疑問に思うことも訊ねやすい雰囲気です。私の母親世代くらいのスタッフも多いので、仕事以外の悩みも気軽に相談でき、頼りになりますよ。あたたかな職場で看護職としてのスキルを高めつつ、ともに成長していきたいと考えています。

介護経験ゼロで入社するスタッフも多いことから、「介護職のレベルアップ教育」という新たな目標を見出した。「報告・連絡・相談の方法や、ご入居者様のアセスメント方法、日常生活の危険予知など、日頃の事例をもとに研修やミーティングを企画しています」と意欲的だ。

ご入居者様の楽しい毎日をバックアップする
「理想の看護」をカタチにする喜びがあります

やりたいことや希望する働き方を、皆で共有し理解しています
「ここち東船橋」はどんな雰囲気のホームですか

スタッフが主体的に物事を良くしていこうという意識がとても強いホームだと思います。何か問題が起きると、まず現場で話し合った上で、上長である私に改善なり提案なりを求めてきます。この前は業務マニュアルの改善に取り組み、それまで分刻みだったスケジュールにもっと余裕を持たせるという方針はもちろん、業務の洗い出しから一覧リストの作成まで現場スタッフが自主的に行いました。また、新人を歓迎する「ウェルカムボード」を全社で実施していますが、当ホームでは毎回、一人ひとりのメッセージなども実に細かく書き込まれていて、思いやりの深さにこちらが頭が下がるほどです。

ウェルカムボードには看護職の穴澤さんも感激されていました

当ホームは厳密にいうと住宅型なので看護職の設置義務はありません。にも関わらず看護職を採用するのは、会社として(看護職の存在が)ご入居者様のためになると考えているからです。ですから看護職に求めているのは、ご入居者様のために何ができるか、「自分のやりたいこと」を優先して、無理なく業務バランスを取っていただくことです。穴澤さんの場合だと、「認知症ケアを提供したい」という彼女の想いを尊重しています。また、彼女は新婚さんなので家庭との両立を考えて定時に帰りたい、こうした本人の意向を入職前からスタッフに伝えています。働き方については看護職に限らず、全職種がどんな風に働きたいかを皆に共有し、お互いにサポートをし合っています。

「ホーム長として今のやりがいは職員の成長です」ときっぱり。新人のモチベーションが下がったときには、その情報を共有して全員でサポートした。「先輩たちがどんどん声をかけたりするうち、本人の意欲もよみがえり、1年で見違えるように変わりました。介護職・看護職の垣根なく、全員で支え合う風土があります」。
ご入居者様の喜びを支えるために、日々の健康管理があると知ってほしい
看護職とほかのスタッフとの連携はいかがですか

一般的に看護職のほうが専門性が高いので、介護職はどうしても指示を待つ受身の姿勢になりがちですが、当ホームでは良い意味で対等と言いますか、お互いを尊重しあっています。病院と老人ホームでは向き合うものが全く違います。病院は病気を治すという、ある種シンプルな目的の場所ですが、ホームは病気を持った方が心安らかに生活するところです。「治療より本人の気持ち」と、向き合うものも全く違いますし、医師も身近にいないなど環境も異なります。ですから看護職も、ご入居者様や多職種としっかりコミュニケーションを取ることが大切です。入職前にその点をきちんと説明し、また理解されているので、看護職も積極的に介護職に質問するなど、良好な関係が築けています。投薬など専門的なことに関しては、看護職が毎月勉強会を開いています。

山本さんがスタッフに施設看護のやりがいを感じてもらえるように意識されていることはありますか

何にやりがいを感じるかは人それぞれですが、穴澤さんの場合で言うと、彼女は介護職の教育に興味を持つようになったので、先ほどの勉強会や日々の業務を通して、介護職が看護職のおかげで成長している様子を伝えるよう心がけています。また、このところ取り組んでいるのは、いろんな場に看護職を巻き込むこと。たとば当社ではエリアごとに「合唱コンクール」を開催しています。千葉では10ホームが競う本番当日に向けて、歌の練習や衣裳選びに毎年大わらわですが、その練習や、本番にも救護班などの形で看護職に参加してもらいます。ご入居者様がご家族や職員と一緒に、晴れの舞台で楽しそうに歌う。そんな人生の折々の喜びを支えるために日々の健康管理がある、ということを実感してほしいからです。施設看護はまだまだ成長過程の領域なので、ともにご入居者様に向きあいながら、ここならではの看護職のやりがいを増やしていきたいと思います。

「施設看護職はご入居者様の日々の暮らしを見守り、その喜びや楽しみを下支えする、ほかにはなかなかない仕事です。業務内容が完成されていないからこそ、自分の理想をカタチにする面白さがあります」と山本さん。

介護目線の研修を用意して
施設看護職としての「気づき」を促しています

全職種共通の入社時研修のほか、看護職だけの初任者研修もあります
看護職の働く場所について教えてください

当社は施設介護に力を入れており、全国の有料老人ホームで広く看護職を募集しています。当社のホームは50名から60名の定員がスタンダードで、形態を問わず看護職2名以上を配置、それ以上の規模になると2人以上の体制を確保しています。一人での配属は決してありません。看護職は中途採用のみで、若手からシニアの方まで幅広く採用しています。

入社時研修があると伺いましたが、どんな内容ですか

その月に入社された方を対象に、全職種共通の研修を6日間行っています。当社の企業理念から介護における考え方、具体的な実技まで、研修専任担当が時間をかけて丁寧に教えています。また看護職については、ほかに看護職だけの初任者研修があるのが特色です。ホームでの看護は、病院から転職されてきた看護職にとって、看護手法はもちろん、薬の扱い方、記録の仕方、法律・法令、何もかも違います。そこで具体的にどう違うのか、ポイントを教えるために講師も看護職が務めています。

全職種共通の研修を行うことには、どんな意味があるのですか

独自の「介護技術ガイドライン」に基づいた介護研修を行うのですが、たとえばトランス(移乗・移動介助)1つとっても、スピード優先の病院とは全く異なります。「患者さんの辛さを和らげる、こんなやり方があったのかと目から鱗でした」という感想を多くいただきます。このように、研修を通して介護者の視点を養ってもらうことが目的の1つです。ほかには、ガイドラインによって守るべき基準を理解すること、介護職と一緒に働く上で必要なコミュニケーションを身につけることが目的です。

全国に300施設以上の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅を展開。法令上は看護職の配置義務のない施設にも、ご入居者様の安心安全のために看護職を採用している。ベネッセグループだから福利厚生も万全。「育児中の社員には会社の施策として保育手当がつき、時短勤務もお子様が小学校3年生まで可能です。育休を取る方は年々増えています」と下山さん。
エリアナースから本社スタッフまで。キャリアの選択肢が豊富です
入職後の看護職のキャリアパスについて教えてください

ホームナースから、エリア内の複数施設の相談・支援をしていくエリアナースになる場合が多いですが、そのまま(ホームナースから)ホーム長になるキャリアパスもあります。ほかにも相談業務として、入居を希望される方やご家族に対応する営業職にジョブチェンジすることも可能です。さらに本社の研修担当やガイドライン作成などの教育部門で働くほか、医療連携部に異動して各種報告を分析し、その内容を現場に落とし込む仕事など、多くの選択肢が広がっています。もちろん施設看護の現場にずっと従事したいという方も歓迎です。異動については公募制度を使って自分で立候補することもできます。

最後にメッセージをお願いします

施設看護を志す看護職は病院での経験を経てくる方がほとんどです。医療機関での経験はもちろん尊重し、頼りにしますが、それに加えて「ご本人の幸せ」を素直に考えられる方をお待ちしています。たとえばいま高齢者の多剤服用が問題になっていますが、治療の観点ではそれが正しくても、一日中眠っている状態が果たしてその方にとって幸せなのかどうか。そうした疑問を持てる方なら、施設看護ならではのやりがいを見出すことができるでしょう。病院の退院指導のその先にあるのが、私たちの現場。じっくりと時間をかけてご入居者様の幸せを一緒に考え、実現していきましょう。

 

6日間の入社時研修と看護職に向けた初任者研修を終えた後は現場でのOJTが中心。下山さんたち採用側も、ウェルカムボードなどの受入時の体制づくりのほか、最低1ヵ月はホーム長と一緒にシフトを確認するなど、職場に溶け込めるようサポートする。入社3ヵ月目、8ヵ月目にはフォロー研修もある。

施設看護はご入居者様の健康管理が中心ではありますが、なかなか奥深い仕事です。とくにベネッセスタイルケアのホームでは、自分らしさを発揮いただくことでQOL(Quality of Life-生活の質)を高めていただきたいと考えており、その実現には介護職だけでなく多職種の連携・協力が必要です。看護職も病院での「治療第一」の姿勢から、「ご入居者様にとって何が大切か」という視点での看護が求められることから、今までの経験を活かしつつ、チームケアを通して新しいやりがいが見つかるでしょう。現場に入るにあたり、ガイドラインに基づく、しっかりした導入研修が受けられることも魅力です。働き方に関しては日勤常勤が基本。福利厚生はもちろん、ワークライフバランスが保たれた職場環境でいきいきと働けます。  

株式会社ベネッセスタイルケア

設立 2003年12月
所在地 東京都新宿区西新宿2-3-1 新宿モノリスビル5階
企業の特色 ■2004年4月に全国初のPFI(民間資金活用による公共施設)方式の新型ケアハウス運営事業者として選ばれ、2004年には保育事業を統合し、各ホームや園の相互交流も視野に入れ、より安定性の高い事業運営を目指しています。
■同社は、教育、語学、育児支援、介護等々の多くの事業を行っていますが、ベネッセの考える「よく生きる」の本質とは何か?それは、その方らしさを精一杯追及し、日々向上していく意欲にあるということです。そしてその向上意欲こそ広い意味での「学び」の姿勢であり、「よく生きる」ための基礎でもあると考えています。
■大手企業ならではの充実した福利厚生、教育体制、賃金体系があるため、長期的な勤務をお考えの方におすすめです。
■リハビリ専門員(機能訓練指導員)を常勤配備をし、入居者様の「健康のためにこれがしたい」「日常生活の中でこんなことができるようになりたい」という想いを、専門家の立場から支援いたします。