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宮城県

石巻赤十字病院

1926年の開設以来、93年もの間、石巻圏域の医療を支える役割を担い続けてきた石巻赤十字病院。急性期や緩和ケア、災害医療など、幅広い分野の医療を展開しています。2003年には「地域がん診療連携拠点病院」に指定されました。2011年の東日本大震災では、地域における命の砦となり、その経験から災害医療に強い病院として現在も様々な災害現場で活躍しています。「世界一強く、そして優しい病院」を目標に掲げ、職員の研修や職場環境の整備を積極的に推進。特定行為研修をはじめとした各種研修制度を設けるなど、職員の育成に力を注いでいます。看護部ではスキルスラボでの研修もあり、ブランクがあっても安心。一人ひとりのもつ知識・技術を日々研鑽できる環境が整っている病院です。

高度な看護を提供するため
働きがいが持てる職場づくりを実践

幅広い診療科をもつ地域の医療の拠点
石巻赤十字病院はどんな病院ですか。

石巻圏域において、高度・急性期医療病院の役割を担っている病院です。現在31と幅広い診療科目を持ち、1926年の開設時より地域に根差した病院として地元の人たちに親しまれてきました。また、当院を語るうえで欠かせないのが、2011年3月11日の東日本大震災です。地震発生の4分後には災害対策本部を立ちあげ、地域災害医療センターとして活動を行ってきました。ほかにはない経験からの蓄積から得た災害医療のシステムは当院の強みであり、志望動機としてあげる人も多くいらっしゃいます。看護師の配属に関しては、その方自身のキャリアパスを大事にしています。災害医療を含め様々な診療科がありますので、キャリアやニーズとマッチする業務ややりたいことを実現できる病院です。

職場の環境づくりについてお聞かせください。

職員が働きやすい環境を整えるということは当たり前で、それ以上に働きがいを持てる職場にすることを重視しています。その一つとして、組織的にコーチングを取り入れ、職員一人ひとりの大事にしていること、やりたいことを支援する仕組みをとっています。また、ビジネスの現場でよく使われる「報連相」を当院では「確認・連絡・報告」の「かくれんぼう」とし、上司の指示を仰ぐだけではなく看護師が主体的に動き、いきいきと働ける環境をつくることを意識しています。

現在の病床数は464床。東日本大震災では多くの医療機関が診療不能になるなか、命の砦となった。2015年には災害医療研修センターの供用も開始。
職員へのサポートが充実。自分の可能性を広げられる病院
特徴的な設備をお教えください。

高度医療と急性期医療を担っていくには、看護の質を維持・向上していかなければなりません。当院は特定行為研修指定機関に指定されていることもあり、特定行為研修を行なっています。また、隣接する石巻赤十字看護専門学校にはスキルスラボが整備されており、看護師の育成・新人教育でも利用しています。ほかにも、図書室を併設した院内の教育研修センターにはパソコンや研究発表の掲示もあり、職員が様々な知識やスキルを共有するのに最適です。研修会やイベント、サークル活動ができる講堂や、院内の各所に職員専用のマッサージチェアがあるなど、職員が積極的に学び、且つリラックスもできる場を開放しています。

最後にメッセージをお願いします。

情熱をもって仕事ができる人、プロ意識をもち、チーム全体を巻き込むチーミングセンスのある方はとくに大歓迎です。特定行為研修をはじめとしたスキルアップの支援体制だけでなく、院内保育所や時短勤務など子育て世代のフォロー体制も整っているので、様々な立場の看護師が働きやすい環境になっています。何か新しいことを始めたい、今まで経験したことを発展させたいという人は、ぜひ私たちと一緒に地域の医療を支えていきましょう。

看護部長が大事にしていることの一つが、職員自らが積極的に仕事へ参画すること。その思いは職員にも伝わっており、毎日様々な提案や意見が交わされる。

見識を深め、患者さんの気持ちに寄り添える
ジェネラリストを目指します

どの科にいっても通用する、そんな看護師になることが目標です
転職されたきっかけ、石巻赤十字病院を選ばれた決め手をお教えください。

仙台市内の病院で8年勤め、その後実家のある登米市に戻るのを機に転職しました。今は病棟の看護師と内視鏡センターの看護師を兼務しています。地元へ戻ることを決めたとき、転職するなら救急をやりたいと思っていたこと、また、前職の病院が脳神経外科の専門病院だったのですが、総合病院に勤めてみたいという思いもあり当院に転職することを決めました。

貴院へ入職されたあとの実感はいかがでしたか。

内視鏡センターとの兼務を始めたのは約2か月前から。毎日学びが多く充実しており、自分としては満足しています。入職して、いろんな診療科の患者さんや医師と関わり、治療方法や見識が広がりました。単科に特化するのか、ジェネラリストを目指すのかは人それぞれ違ってくるかと思いますが、私自身は全体を渡り歩けること、どこに行っても通用できる看護師になることを目指しています。たとえば患者さんに「先生がお話ししていたことはこういうことですよ」などの説明をするうえでも、幅広い知識が必要になりますので。また、当院は認知症専門のケアチームや呼吸をサポートするチームなど、医師・看護師・栄養士・薬剤師・リハビリスタッフなどで構成するチームがあります。病院としてチームをつくっているので、看護師だけでは分からないことがあった場合など、さらに専門性の高いチームに相談して方向性を決められるので、そういった部分がすごく良いと感じました。

「内視鏡センターの患者さんのなかには、検査や治療に対し不安を抱えている方も少なくない。不安を少しでも軽減できるような声がけを行うことも看護師の役割だと感じています」。
やりたいことに挑戦できる体制が整っています
いちばんのやりがいをお教えください。

退院する患者さんからの「ありがとう」や「よくなったよ」という言葉がやりがいになっています。もう一つは、患者さん本人だけではなくご家族へのフォロー。ご家族の状況も含めて、患者さんが、どのようなかたちで自宅に戻るのがよいのか、自宅に帰れないのであれば施設など次の行き先をどう調整するのかが大切な仕事だと感じています。一般病棟で働くようになり、いかにご本人、ご家族の希望に沿った退院支援ができるかということに、悩みながらもやりがいを感じています。また、最近ではここでの看護の仕事を全体的に見たいという思いが芽生え、管理職を目指したいと考えています。もともと管理職に興味があったというわけではないんですが、より働きやすい部署や場所を自分が作れたらいいなと思っています。

先輩看護師としてメッセージをお願いします。

当院にはチャレンジしたいということに対し、それをしっかりと受け入れて「やってみたら?」と背中を押してくれる環境があります。石巻においての急性期医療の砦ということもあり様々な患者さんと関わり、そしていろんな経験ができます。自分自身の可能性を広めたい、チャレンジ精神のある方にとって最適な職場です。

「看護師は話すことも重要な役割。患者さん、まわりのスタッフとも話せないと仕事になりません。作業というよりもちゃんとお話をして、聞いて、コミュニケーションをとることが大事だと思っています」。

研修制度を利用し、患者様への看護や
看護師全体のスキルアップに貢献します

看護師同士が支え合える環境。患者さんとの密な関わりを通し成長
転職されたきっかけは何ですか?

結婚・出産を機に転職しました。前職では脳神経外科に2年勤め、その後第一子を出産。ここへの入職までには2年のブランクがあります。2年のブランクは自分が思っていた以上に大きかったです。前職の病棟勤務と比べると、オペ件数や内容ともにレベルが高く、入職時はとても戸惑ったことを覚えています。そんななか、一緒に働く看護師の皆さんが丁寧なサポートで支えてくれました。同世代の子育て中の看護師も多くて、いろいろ相談をしたり、助けてもらいながらブランクを取り戻すことができました。

仕事をするうえで大切にしていらっしゃることはどんなことでしょう。

現在は、がん領域の看護に携わっているのですが、患者さんから教えられるのが「明日が来るのが当たり前じゃない」ということ。次回お会いできることが絶対ではないんです。外来は患者さんが病院に来院されている時間だけしかお会いすることができません。そのため、来院された短い時間のなかで、この方が自宅に帰って困らないためには何が最善なのかを常に考えています。患者さんが安心して過ごせる方法を一緒に考え、伝えることをいちばん大切にしています。

プライベートでは2人の男の子のお母さん。福利厚生制度の魅力を伺うと、「互助会の補助を利用し、毎年家族旅行に出かけています。家族の楽しみでもあります」とほほ笑む顔はママの顔。
研修制度を生かし、必要なスキルを身に着けていきます
研修制度に関してはいかがでしょうか。

ラダー制が細かく決められているので、看護師としてのスキルアップを目指すにはとても良いと感じています。また、がん領域を深めたいという思いがあり、院内の認定看護師制度を利用してがん領域の講義を受講しています。やみくもに外部の研修を受けるのではなく、院内の制度でその道を極められるのはとてもありがたいと感じています。取得後は自分自身のスキルアップもですが、ほかの看護師のスキルアップにもつなげられるようサポートに生かしていくのが目標です。

お仕事とプライベートとのバランスはいかがですか。

今働いているのが外来ということもあり、お休みも比較的取りやすいと感じています。子どもが2人いるので大変なこともありますが、まわりのサポートに恵まれ、看護師としての技術や知識を磨くことができています。当院は救急や脳神経外科など、専門性が高い分野が様々あることが最大の魅力だと感じています。研修制度も充実していますので、私のようにブランクのある方、子育て中の方にも働きやすい職場ではないでしょうか。看護師としてスキルアップしたいという方はやりがいをもって働ける職場だと思います。

「がん領域の認定看護師を取得し、私より若い世代の方々にも、がんに対する看護の基礎を学べるような機会を作りたいと考えています」。

宮城県石巻市にある石巻赤十字病院。東日本大震災の際に地域災害医療センターとして活躍したことから、ご存知の方も多いかと思います。同院では、看護師が働きがいを持ち、成長しながら業務に取り組める体制づくりに力を入れています。職員のために開放する教育研修センターや、スキルアップのための特定行為研修、専門性の高いチーム制度など、各々の目指す目標に応じてキャリア形成ができる基盤が整っていることが最大の魅力です。また、職場環境の良さもあってか、職員同士の関係性が非常に良好なように感じます。今回の取材の際にも、ユーモアを交えた会話や笑いが行く先々で巻き起こり、そうした明るい雰囲気は患者さんにとっても良い影響を与えていると考えられます。職員同士が研鑽し合い、やりがいを見つけられる職場といえるでしょう。

石巻赤十字病院

設立 1926年10月
所在地 宮城県石巻市蛇田字西道下71番地
企業の特色 大正15年に創立された、93年の歴史を誇る石巻赤十字病院。宮城県北東部の高度医療を担う病院として「世界一強く、そして優しい病院」の達成というビ ジョンを掲げています。当院は人材育成にも力を入れており、災害医療を基軸とした教育・訓練などを重点的に行う災害医療研修センターや、院内の教育 を一元管理する教育研修センターなどの専門組織を設置し、自分のキャリアアップを図るために努力する職員へのサポート体制が完備されています。ま た、院内保育園も完備しており、子育て世代も多く活躍しています。
従業員数 1,255名

※2019年9月時点