「懐の深い」病院で
さまざまな患者さんと向きあえます
神奈川県で初めての、「全床地域包括ケア病棟の病院」に生まれ変わります
竹山病院はどんな病院ですか。
当院は1971年、「家族のような身近な存在として地域のかかりつけ病院になる」ことを目標に地域医療を担ってきました。開設当初は初代理事長が外科であったこともあり、急性期病院としての機能を担っていました。1987年に上白根病院を開設し、急性期機能を上白根病院に移し、慢性期医療に転換しました。また、上白根病院のほかに、介護老人保健施設のリハセンターさわやか、姉妹法人の特別養護老人ホーム・さわやか苑、新横浜さわやか苑、様々な医療・福祉サービスを展開し、法人内で地域包括ケアシステムをいち早く築いていた法人の本部でもあります。介護療養病床の廃止に伴い、竹山病院は全病床を「地域包括ケア病棟」に転換し、回復期の病院として進化していきます。全病床が地域包括ケア病棟の病院は現時点(2018年8月)では、神奈川県で初めての試みとなる大きなチャレンジではありますが、地域医療のために変化や進化をしていく病院であることが、竹山病院だと思います。
地域包括ケア病棟が増えるなかで、竹山病院の特色は何ですか。
地域包括ケア病棟は本当に「懐の深い」機能をもった病棟です。そのため、全国に多くの地域包括ケア病棟がありますが、その特徴は様々です。当院の地域包括ケア病棟の一番の特徴として、入院経路の比率が挙げられます。ご自宅からの経度急性期の患者さん、急性期病院からの急性期を脱した患者さん、施設などからのリハビリや軽度急性期な患者さんと、どの経路からも同じくらいの比率で入院を受け入れています。近隣医療機関や介護施設と連携し、幅広い疾患や入院背景の患者さんに多職種で連携・対応ができているからこその特徴です。

地域包括ケア病棟に興味のある人を募集。素直さが一番です
看護師さんにとって貴院の魅力は何でしょうか。
地域包括ケア病棟のある病院は、「懐の深い病院」と言われていて、整形外科疾患から癌、心不全などの内科疾患、とにかくありとあらゆる疾患の患者さんを受け入れます。看護師として様々な疾患を見ることができるのでスキルも経験値も上がりますし、入院時・退院前のカンファレンスには、ソーシャルワーカーから管理栄養士、リハビリまで多職種が参加しますので、チーム医療についても学べます。さらに大きいのは、在宅復帰の支援や退院サポートを通して、「患者さんのその後を見届けることができる」という点です。急性期病棟だと送り出した患者さんの様子はなかなか分かりませんが、地域密着の当院では(退院後も)ADLを維持して元気に生活される患者さんが身近です。仕事の上では、やはりこの点が大きなやりがいという声を当院の看護師からよく聞きますね。
最後に求める人材を教えてください。
今回の募集の背景は、病床変換にあたって人員配置を強化するためなので、一番は地域包括ケア病棟に興味があり、そこで働きたいと思う方です。資質としてはスキルよりも人間性を重視しています。患者さんに誠実で素直な方なら、どんどん物事を吸収して成長できますからね。そして私たちも皆さんの成長を応援するために、看護教育のスペシャリストを看護部に迎えて教育研修の一層の充実を図っています。ですから経験が浅くてもブランクがあっても大丈夫。64床とコンパクトな病院ですが、やりがいはビックです。
