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神奈川県

医療法人社団 恵生会 竹山病院

神奈川県横浜市にある竹山病院は、地域の身近な人々に介護サービスと連携した行き届いた医療を提供している病院です。現在は療養病棟34床、地域包括ケア病棟30床の構成ですが、2019年4月から64床全床が地域包括ケア病棟になり、患者さんのスムーズな在宅復帰を目指して新たなスタートを切ります。そのため様々な改革を進めており、とくに看護部については、看護教育のスペシャリストを迎えて、看護体制の強化や教育研修の充実を図っています。退院サポートに関わるなど、患者さんの生活を支える仕事のやりがいに加えて、キャリアパスも明確でモチベーションを高く保つことが可能になります。正職員の時短制度や託児所など働きやすい環境も整っており、子育て世代の看護師もいきいきと働いています。

「懐の深い」病院で
さまざまな患者さんと向きあえます

神奈川県で初めての、「全床地域包括ケア病棟の病院」に生まれ変わります
竹山病院はどんな病院ですか。 

当院は1971年、「家族のような身近な存在として地域のかかりつけ病院になる」ことを目標に地域医療を担ってきました。開設当初は初代理事長が外科であったこともあり、急性期病院としての機能を担っていました。1987年に上白根病院を開設し、急性期機能を上白根病院に移し、慢性期医療に転換しました。また、上白根病院のほかに、介護老人保健施設のリハセンターさわやか、姉妹法人の特別養護老人ホーム・さわやか苑、新横浜さわやか苑、様々な医療・福祉サービスを展開し、法人内で地域包括ケアシステムをいち早く築いていた法人の本部でもあります。介護療養病床の廃止に伴い、竹山病院は全病床を「地域包括ケア病棟」に転換し、回復期の病院として進化していきます。全病床が地域包括ケア病棟の病院は現時点(2018年8月)では、神奈川県で初めての試みとなる大きなチャレンジではありますが、地域医療のために変化や進化をしていく病院であることが、竹山病院だと思います。

地域包括ケア病棟が増えるなかで、竹山病院の特色は何ですか。

地域包括ケア病棟は本当に「懐の深い」機能をもった病棟です。そのため、全国に多くの地域包括ケア病棟がありますが、その特徴は様々です。当院の地域包括ケア病棟の一番の特徴として、入院経路の比率が挙げられます。ご自宅からの経度急性期の患者さん、急性期病院からの急性期を脱した患者さん、施設などからのリハビリや軽度急性期な患者さんと、どの経路からも同じくらいの比率で入院を受け入れています。近隣医療機関や介護施設と連携し、幅広い疾患や入院背景の患者さんに多職種で連携・対応ができているからこその特徴です。

現役の医師として外来から回診まで精力的に取り組む大矢病院長。「コンパクトな病院だから私も隅々まで、手に取るように把握できていると思います」と語る。「現場感覚」を共有できる病院長との距離が近いのも魅力だ。
地域包括ケア病棟に興味のある人を募集。素直さが一番です
看護師さんにとって貴院の魅力は何でしょうか。

地域包括ケア病棟のある病院は、「懐の深い病院」と言われていて、整形外科疾患から癌、心不全などの内科疾患、とにかくありとあらゆる疾患の患者さんを受け入れます。看護師として様々な疾患を見ることができるのでスキルも経験値も上がりますし、入院時・退院前のカンファレンスには、ソーシャルワーカーから管理栄養士、リハビリまで多職種が参加しますので、チーム医療についても学べます。さらに大きいのは、在宅復帰の支援や退院サポートを通して、「患者さんのその後を見届けることができる」という点です。急性期病棟だと送り出した患者さんの様子はなかなか分かりませんが、地域密着の当院では(退院後も)ADLを維持して元気に生活される患者さんが身近です。仕事の上では、やはりこの点が大きなやりがいという声を当院の看護師からよく聞きますね。

最後に求める人材を教えてください。

今回の募集の背景は、病床変換にあたって人員配置を強化するためなので、一番は地域包括ケア病棟に興味があり、そこで働きたいと思う方です。資質としてはスキルよりも人間性を重視しています。患者さんに誠実で素直な方なら、どんどん物事を吸収して成長できますからね。そして私たちも皆さんの成長を応援するために、看護教育のスペシャリストを看護部に迎えて教育研修の一層の充実を図っています。ですから経験が浅くてもブランクがあっても大丈夫。64床とコンパクトな病院ですが、やりがいはビックです。

半世紀近い歴史を誇り、地域医療をリードしてきた竹山病院。2019年4月から全床が地域包括ケア病棟として新たな出発を切る。看護体制をより手厚くするためスタッフを強化中だ。

患者さんのためにより良い看護を追求したい
そんな看護師を育成します

“マイペイシェント”として責任を持つ、固定チームナーシングを導入
北原部長はかなり豊富なキャリアをお持ちですが、看護師の教育面に関するこれまでの経験を教えてください。

30代の半ばに、看護の専任教員の資格を取りました。当時は先輩として自分には指導や教育といった面が弱いと感じていたからです。もっとも、「教えるのは好きじゃない」と教員になるつもりはありませんでしたが、定年後に縁あって看護短大に招かれ、そこで看護管理の准教授になりました。学生の成長を目の当たりにして教える楽しさを知りましたね。その後、看護協会に誘われ、看護協会が行う教育研修に携わりました。具体的には看護管理者を育成するファースト・セカンド・サードレベルの研修の企画と運営、評価です。講師の人選や研修中のサポートのほか、研修生の相談やレポートなどの指導にも関わりました。

そうした経験を竹山病院で活かされるのですね。

4月に入職してからしばらく現状把握に努めていたので、これから改革に取りかかるところです。いま動き出しているのは固定チームナーシングで、10月から試行的に実施する予定です。当院はこれまで機能別看護でしたが、作業を分担する機能別であると、患者さんを「点」で捉えてしまい、トータルに見る人がいなくなってしまいます。その点、固定チームナーシングがベースであると、患者さん一人ひとりの入院から退院までのサポートに責任が持てます。つまり“マイペイシェント”として、「もっと良い看護をするには何をしてあげたらいいか」「退院というゴールに向けて何が必要か」などといった問題意識が自然と生まれ、またチームで取り組むことで色々な気づきが得られます。そんな看護師を育てるために、まずは看護方式を変えていきます。

コンパクトな職場だから、一人ひとりの個性やスキルを踏まえて教育できる。興味が湧いた看護、自分にあった看護ができるグループ系列病院・施設の異動も可能になりそうだ。そんな体制づくりを含めて、グループ3病院の看護部長による定例会議をスタートさせるなど、さまざまな改革に取り組んでいる北原さん。
クリニカルラダーと目標管理をセットにして、キャリアパスを明確に
教育体制についてはどう考えておられますか。

来年の4月から、経験年数に応じたクリニカルラダーと、目標管理をセットにした教育プログラムを導入します。個人の努力のみで成長するには限界がありますので、クリニカルラダーと目標管理を組み合わせることによって、一人ひとりの能力に合わせて、着実にキャリアアップできる仕組みを確立、展開していく予定です。また、そのプロセスでは、たとえば当院は子育て中の看護師も多いので、「今は育児に比重を置きたい」と思う人に対しては、すこし“足踏みする時期”があってもいいと考えています。ほぼ初心者の看護師には(ラダーに入る前に)OJTだけのプログラムを行うのもいいかと思いますし、そこは臨機応変に進めていくつもりです。院内研修に関しては、私を中心に、師長や中堅・ベテラン看護師も交えながら取り組みます。看護協会の外部研修にも積極的にも参加する予定です。

ほかに特色的なものとしては。

当院のグループには急性期病院と高齢者施設、訪問看護や介護老人保健施設までありますので、「自分に合った看護」を新たに見出し、希望する人には、グループ内の異動も今後検討していきたいと考えています。「よりよい看護」を追求して、患者さんに真摯に寄り添える看護師を育てていきたいですね。

今の最年少は入職3年目の看護師だが、今後は看護師経験数ヶ月といったような“第二新卒”採用も視野に入れ、どんな人もしっかりとステップアップできる教育体制を構築中。あらゆる看護経験を持つ北原さんは現場スタッフにとってすっかり頼れる存在だ。

患者さんに寄り添う看護も
働きやすさも抜群です

退院まで関われるのが魅力。子育て世代にもおススメです
この病院を選んだ理由は。

【平田】 看護師の仕事を再開するにあたり、慢性期中心の竹山病院を選んだのは、以前の急性期病院の経験が少なからず影響しています。急性期であれば、ある程度の治療が終わると退院しなければなりません。「あの患者さんは退院後どうされたのだろう」と気に掛かることが多かったので、在宅復帰のサポートができて、地域の人々と距離が近い病院であることが魅力でした。
【飛田】 私は子どもが1歳を過ぎた頃に復職したので、育児と無理なく両立できる環境が大きなポイントでした。竹山病院には託児所があるうえ、そこから幼稚園に通うこともでき、幼稚園の職員が送り迎えもしてくれます。子連れ出勤・退勤で安心できますし、子どもの環境を考えると竹山病院が一番でした。
【平田】 私も2人の娘が小学校に上がるまで、すぐ隣の保育園が休みの土日・祝日はよく利用していました。また私は夜勤もしていたので、そのときは上白根病院の24時間託児所に預けていました。グループ病院ならではのメリットですね。
【飛田】 最初の勤務病院ではずっとNICUだったので成人の患者さんの看護の経験がなく、急性期はハードルが高かったという理由もあります。病院見学に来たとき、「竹山病院は急性期に比べ、慌ただしくないので、成人患者さんを初めて受け持つには良い環境ですよ」と師長に言われたことが決め手になりました。そういう点では経験の浅い方も安心です。

「最初は採血や静脈注射もできませんでしたが、経験豊富な先輩が優しく教えてくれる職場です」と飛田さん。様々な疾患の患者さんが入院しているので、リハビリスタッフをはじめ他職種から学ぶことも多い。
多職種が同じ方向を見て、退院に向けて力を合わせています
お仕事のやりがいは何ですか。

【飛田】 最初は患者さんの様子から「こんな状態で本当に自宅復帰できるのかな」と思いましたが、皆さんしっかりと無事に退院できています。それはリハビリの先生をはじめ、ソーシャルワーカーさんなどの多職種が密に連携して、「退院に向けて何ができるか」をそれぞれ協力しあっているからです。私も担当患者さんのカンファレンスに参加しますが、全員が同じ方向を向いて退院のゴールに取り組んでいるところにやりがいを感じます。
【平田】 合同カンファレンスは、始めは(看護部からは)師長が出席していました。ですがやはり現場の看護師や介護士の意見をもっと反映する必要があると感じ、スタッフ中心の参加に変えました。以前と比べると病棟の看護師がより深く退院支援に関われるようになりましたし、自分たちの意見が届くところに手応えを感じているようです。師長としては、そんな環境を作っていけることがやりがいです。
【飛田】 職場の雰囲気もとても良いですよね。みんな仲良しです(笑)。日勤帯は30代から40代の看護師が中心で、子育て中の方も多いので、自然と勤務などに配慮が行き届く環境です。
【平田】 当院はレスパイトケア入院もありますし、広く色々な患者さんの看護ができることが特色。人生経験豊かな患者さんと接することも、人としての勉強になります。小さなことでも目標を持って働ける人と、一緒に頑張っていきたいですね。

師長に就任して日が浅いが、しっかりとリーダーシップを発揮する平田さん。「新しい看護部長を迎えて心強く感じるとともに、あらためて自分の力不足を認識しました。スタッフがさらに意欲的に働けるよう、私自身も一歩一歩成長していきたいですね」と謙虚だ。

竹山病院は全64床のコンパクトな病院。そのため患者さんもスタッフも顔の見える、親しい関係が築きやすいのはもとより、病院長、看護部長、事務長など管理職との距離も近いことが魅力です。管理職は皆さんオープンマインドで、病院の状況を隅々まで把握していることから、何かあれば気軽に誰にでも相談できます。また、全床を地域ケア包括病棟として再出発するにあたり看護部を改革中で、今後はキャリアの進み方が明確になるとともに、段階的に目標を設定するので着実にステップアップできます。職場の働きやすさについては以前から折り紙つきで、たとえば全職員が利用できる託児所を系列病院にも設置。子育て中の方もそうでない方もワークライフバランス良く働けます。

医療法人社団 恵生会 竹山病院

設立 1971年6月
所在地 神奈川県横浜市緑区竹山3-1-9
病床数 【病床数】
64床
【診療科目】
内科・循環器内科・心療内科・外科・消化器外科・整形外科・形成外科・美容外科・皮膚科・泌尿器科・耳鼻咽喉科・リハビリテーション科・放射線科・肝臓内科・神経内科