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大阪府

医療法人亀廣記念医学会 関西記念病院

医療法人亀廣記念医学会 関西記念病院は昭和58年に初代理事長である亀廣市右エ門氏の『精神科病院を街により近いところで開業することにより、ご家族の方は面会に訪れ易く、患者様も気軽に駅前の商店街に行くことができる』という考えから設立されました。また同院は、『人間が安らかな生活を送るには、身近に近い良い医療が必要である。私たちは、真心をもって病める人たちに奉仕し「一隅を照らす」ことを願うものである。亀廣記念医学会は「創造」・「実践」・「調和」を求めて常に向上することを誓う』という法人憲章を今日においても継承し、「善きことを思い善きことを行う医療」を目指し、多くの病める人々やそれを支える人たちの一助となる病院であり続けるよう努めています。

自分の居場所と思えるほどやりがいがあり、
優しい仲間に囲まれストレスなく働ける

無理なく学べる環境をバックアップしてもらい、准看護師から正看護師へ
転職の条件に正看護師の勉強ができることがあったとか。

高校を卒業して准看護学校に行くときから、働きながら通信制で学び、いずれ正看護師を目指そうと考えていました。ですから家庭の事情で転職することになったとき、正看護師免許取得支援のある病院を条件として探していました。関西記念病院は奨学金制度があり、2年間勤務することで必要な学費を病院で負担してくれます。それがとても助かりました。勉強で大変なときは上司や仲間が「手伝うことはない?」と声をかけてくれ、シフト調整やレポート提出の相談にも乗ってもらいました。スタッフ間の協力体制も万全で、こんなにいい雰囲気の病院はありません。

現在の仕事内容を教えてください。

精神科の一般病棟にいます。患者さんの顔色や表情を観察して困っていることや辛いことはないか、食事を安全に食べられているか、量が少なければお腹が痛いのではないかなどを伺い、作業療法にも時々一緒に参加して、安全に集中してできているかなどを見て、臨機応変に対応しています。薬を嫌がる患者さんもいて、「先生には言えなかった」という場合があるので、患者さんと先生の間に立ち、薬を飲む必要性や期待できる効果を説明し、納得して飲んでもらえるようにつないでいます。精神科は患者さんの内面的な変化を見ることが大切で、見えない部分をいかにして汲み取るか、その力が欠かせません。

「正看護師資格取得の勉強をするまで、患者さんの行動についての根拠に基づいた分析というものがよく分かっていませんでした。いまはアセスメントを掘り下げて書くことができるようになりました」と成長を感じている。
関わり方ひとつで患者さんが笑顔になる、そこが難しく、やりがい
やりがいはどんなときに感じますか。

一番は退院時の患者さんの笑顔です。実は精神科病院の看護師になるまで、透析クリニックや老人病院で働いていました。やりがいはあったのですが、そこは患者さんが日々を変わりなく過ごせるように支えるのがモットーでした。たまたま精神科病院に異動になり、患者さんが退院されるときに入院時と違って笑顔で帰られるのを見て、その変化に医療の力を感じたんです。当院では退院時にその場にいるスタッフがお見送りをするのですが、どの患者さんも、とびきりの笑顔で帰られます。入院している最中でも、私と話しているときに笑ってくれると、アプローチの仕方が良かったんじゃないかとうれしいですね。患者さんとのやりとりは日々試行錯誤の連続ですが、「薬なんていらん」とつっぱねていた方が、話しかけ方ひとつで「飲むわ」と言ってくれるようになったときなどにやりがいを感じます。

今後の目標は何ですか。

心理学の本を好きで読んでいるのですが、心理学を用いたスキルを高めたいと考えています。患者さんと日常的に会話をするなかでも、そのときの表情からその方の真意を見抜けるような力。たとえば仕草がそわそわしている、大丈夫といいながら顔がこわばっているなど、心理学的なコミュニケーション力を高めて患者さん一人ひとりにより良いアプローチをしたいと考えています。

 

 

すべての病棟の雰囲気が良く、ストレスなく楽しく働ける。病院はスタッフの向上心を大切にしており、角田さんも「今後やりたいことが決まったらぜひ相談したいと思っています 」と意欲的だ。

先輩たちに支えられ、
自分のスピードに合わせて成長できる

友人をきっかけに精神病院に興味。患者さんとしっかり向き合って支えたい
この病院を選んだ理由は何ですか。

友人やそのまわりに精神疾患にかかった人がいて、その人たちに何かできることはないだろうかと考えたときに精神科が視野に入り、専門的にしっかり学びたいと思ったんです。関西記念病院は希望していた精神病院の単科で、家から近かったのが魅力でした。それに落ち着いた環境で、患者さんとしっかり向き合えるところが自分に合っていると思いました。私の成長スピードに合わせてゆっくりと丁寧に教えてくれ、スタッフ同士の仲も良いので、この病院を選んで本当に良かったと思います。

希望していた精神病院で働いてどうですか。

大学の実習で精神病院は経験していたのでイメージと違うということはありませんでした。朝はバイタル測定をし、必要なときは患者さんのお風呂や食事の介助、作業療法に一緒に参加し、「お薬がほしい」、「話を聞いてほしい」、「外出したい」という患者さんの対応をしています。私自身が元気がないと、患者さんにもすぐに伝わってしまうので、つねに元気に笑顔でいるように心がけています。最初は新人として関わってくれていたのが、だんだん一人の看護師として見てくれるようになった気がしています。困ったときに話を聞いてほしいとしんどい状況を言葉にしてくれると、少しは受け入れてもらったのかなと感じます。「ありがとう」の言葉をもらうとやはり嬉しいですね。

職場はアットホームな雰囲気で、休憩時間もしっかり休め、残業もほとんどない。新人看護師は少ないが、先輩たちはみんな優しく、現場で実践しながら丁寧に指導してもらえる。
言葉づかいや表情、立ち位置まで、患者さんの視点で考える
どんなときに成長を感じますか。

患者さんとのコミュニケーションです。少しずつ経験を積みながら先輩にアドバイスをもらい、言葉づかいや表情、振る舞い、患者さんから話を傾聴するときの立つ位置や座る位置、どこに意識を持っていくかまで考え、コミュニケーションする力がついてきたと思います。ただ周りの先輩方をみると、まだまだ勉強しなければいけない部分が多いなと感じています。先輩方は多くの仕事をこなしながらも、細かなところまで気遣いをされていたり、患者さん一人ひとりの性格に合わせて言葉づかいを変えたり、厳しいことをいうときにははっきり言っていたりと、尊敬するところばかりです。

目指す看護師像を教えてください。

気遣いのできる看護師になりたいです。患者さん本人から今どうしたいかを話してもらうことに意味があるのですが、私たちに何を気づいてほしいのだろうと考えると視点が広がります。つねにこの意識をもって患者さんと接したいと思っています。患者さんにだけでなく、スタッフ間での気遣いも大事です。別の看護師の仕事状況を見て、自分ができることを素早く判断して行動するよう努めています。また、ヘルパーさんはつねに患者さんに付いているので、私より患者さんについて知っていることがたくさんあります。スタッフ間で情報を共有していきたいと思います。

「まだ余裕がなく、ずっと笑顔で入れないときもあります」という藤井さん。そんなときには周囲の先輩方に助けてもらっている。些細なことでも相談しやすい環境だ。

サラリーマンから看護師へ転身
患者さんの声を聞くことを大切にしたい

災害ボランティアをきっかけに、人に役立つ仕事がしたいと思った
以前は一般企業で働いていたとか。

大学で経済学部を卒業し、その流れで一般企業に就職しました。医療の道を志したのは、最初の勤務地であった石川県で能登半島地震を経験したことがきっかけです。災害ボランティアに参加して色々な活動をするなかで、もっと直接的に人に役立つ仕事をしたい、医療の道に携わってみたいと思ったんです。医療業界について無知だったので、どんな現場かを知るために、ヘルパー2級の資格を取得しながら病院で1年間助手を経験。その後看護学校へ進学し、国家試験に合格して再び助手時代の病院へ戻り脳神経外科で看護師として働きました。

この病院へ転職した理由は何ですか。

精神科に興味がありました。看護学校の実習先で関わった患者さんがうつ病の方だったのですが、同年代で話しやすかったのか、それまで感情が平板化していたのが笑顔を見せてくれ、活動的になってくれたんです。また、災害現場で亡くなられた遺族の方などからトラウマや不安を聞く機会が多く、精神面の看護の重要性を痛感しました。しかし実習先の指導者に、「処置やスキル面を考えると、まずは一般科で経験を積んだ方がいい」とアドバイスされたため、その教えに従って資格取得後はひとまず一般科にて経験を積みました。精神科病院への転職にあたっては、いろいろな病院をみましたが、なかでも関西記念病院は精神科未経験者の受け入れを行っていて、自宅からの通勤のしやすさもあったので入職を決めました。当院に入職してからは、患者さんと向き合う機会が増え、コミュニケーションをとる大切さ、難しさを実感しています。

キャリアを重ね、後輩を指導する立場になりつつある。「これまで先輩から教わってきたことや自分が経験してきたことをしっかり指導できる人間になりたい」と角田さん。
もっと知識やスキルを磨き、いつか災害現場で活動したい
仕事をするうえで大切にしていることは何ですか。

どんなに忙しくても患者さんの声を聞くことを第一にしています。些細なことでもそこから何かヒントになることがあるかもしれません。状態が回復された患者さんから「あのときは話を聞いてくださり、ありがとうございました」と感謝の言葉をいただくと、この関わり方を大事にしていて良かったなと思います。

この病院の魅力を教えてください。

先輩たちは経験豊かな方が多く、すごく優しく丁寧に指導してくれるため、未経験者でも安心して成長できる環境です。仕事はそれなりの忙しさはありますが、ゆとりを持って患者さんと関わることができ、時間的な余裕は一般の病院に比べてあると思います。ほぼ定時で帰ることができるので、お子さんのいる看護師にもおすすめできると思います。まだまだ学ぶべきことが多く、「こんな研修があるけれどどう?」と声をかけてもらうこともあります。私自身はいずれ認定看護師を取得したいと考えています。最終的な目標は、災害現場での活動に参加していける看護師になること。全般的にまだまだ経験が足りないので、知識をはじめ、コミュニケーション力や対処法などスキルをもっと磨いていきたいと思います。

「看護師への転身に不安はありませんでした。自分が決めたことは実行するタイプなので」と振り返る角田さん。その決断に後悔はなく、毎日が充実している。

関西記念病院ではよりよい医療に取り組むため、現在、組織の強化、教育研修の充実を図っています。そのひとつが、大阪府立の精神科の基幹病院の看護部長OBによる指導です。精神保健福祉法とは何かという法律的知識から、現場で起こる課題や対策などを学ぶことができ、ワンランクの上の看護を実践することができます。外部研修のサポートや認定看護師取得に向けた奨学金制度も整っていて、勉強したいことがあれば声をあげて補助を受けることが可能。勉強がしたい、プライベートを充実させたいといった自分にあった働き方ができます。ほかにもおすすめしたいのが食事。4階の食堂では栄養管理されたおいしいメニューが1食300円で食べられます。理事長もよく来られているそうで、非常に気さくに話しかけてくださるなど、家族的な雰囲気も魅力です。

医療法人亀廣記念医学会 関西記念病院

設立 1983年
所在地 大阪府枚方市西招提町2198番地
企業の特色 精神病院 単科