• 2018年1月9日
  • 2022年1月12日

理解度が不明な後輩への接し方

 

説明をしたにもかかわらず、意図したことと違う行動をとる後輩には、状況に応じて理解度を確認する必要があります。今回は、確認の仕方と注意事項をご説明します。

はい・いいえでは答えられない質問をする

「できますか?」「わかりましたか?」のように「はい」か「いいえ」で答えられる質問をすると、相手は「わからないとは言いにくい」と感じ、「はい」と答えてしまいがちです。 説明後に「どのように理解したか、完璧じゃなくていいので、今の話をあなたなりに説明してください」「今の話で理解したことをポイントだけでいいので教えてください」など、相手が自由に答えられるような質問をしましょう。

より具体的な質問をする

理解度をおおまかに把握したい場合は、上記の質問の仕方でいいでしょう。ただ、複数の説明や複雑な内容を説明した場合は、「○○と△△と□□について説明しましたが、○○については、どのように理解しましたか?」などのように、的を絞った質問の仕方を心がけましょう。 これらは、理解度を確認するための有効なコミュニケーション方法ですが、口調や態度によっては「信用されていない」「バカにされている」と思われることもあります。 状況に応じて、「念のために(一応)確認させてください」などのクッション言葉を挟みながら、真摯に相手と向き合いましょう。

文:看護師/カウンセラー 坂口千絵

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