• 2017年11月8日
  • 2022年5月13日

患者さんを待たせてしまうときのコミュニケーション方法

 

業務が重なり、患者さんのところへすぐに行けない場面は多々あるもの。その際、コミュニケーションのとり方によっては相手の怒りにつながることも。今回は、やむを得ず患者さんを待たせることになった場合のコミュニケーション方法についてご紹介します。

可能なかぎり、「時間」を明示する

「あとでうかがいます」「少々お待ちください」などの抽象的な言葉で伝えると、患者さんはいつまで待てばいいのかわかりません。「遅くても10分以内にはうかがいます」などのように、可能な限り、具体的な時間を伝えるよう心がけましょう。

待たせてしまったことに対し、ひと言添える

患者さんを待たせてしまったことに対し、何事もなかったかのように振る舞うのは失礼にあたります。「お待たせいたしました」「遅くなりました」などの言葉を必ず添えるようにしましょう。 待ち時間が長くなることは、患者さんの不安や苦痛を増幅させることにつながります。できるだけ速やかな対応が必要なことはいうまでもありませんが、少しでも患者さんの心理的負担が和らぐような関わり方ができるといいですね。

文:看護師/カウンセラー 坂口千絵

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