先輩からのアドバイスは、時に耳が痛いと感じることもありますよね。でも、できるだけ成長の糧になるように受け止めたいもの。今回は、アドバイスの上手な受け止め方についてご紹介します。
深刻になりすぎない
もし、先輩からのアドバイスに「要求」や「命令」が含まれていたとしても、そのとおりに行動するかどうかの決定権はあなた自身にあります。「いわれた通りに行動しなければならない」と過度に自分を追いつめないようにし、先輩からの助言は参考程度にとどめるよう心がけましょう。
また、アドバイスは「主観」に基づいているので、「正しい意見」であるとは限りません。それを理解し、必要以上に落ち込まないようにしましょう。
相手の感情を切り離して考える
先輩の表情が怒っている、態度が厳しい、口調が強いなど、相手の感情ばかりに着目すると、「あんないい方しなくても……」という反発心が先立ち、なかなか素直にアドバイスを受け止められないことがあります。
そんなときほど、相手の感情の部分を切り離して考えてみましょう。「口調が強くてつらかったけど、アドバイスをどのように生かそう?」というように、学びにつながるよう自分に問いかけることが大切です。
アドバイスを上手に生かし、自分自身の成長へとつなげていけるといいですね。
文:看護師/カウンセラー 坂口千絵