• 2015年10月9日
  • 2021年11月15日

新人看護師の上手な褒め方

 

先輩と新人看護師の信頼関係を深め、新人看護師の能力を伸ばすためには、上手に褒めることが大切です。それでは、どのような褒め方をすると効果的なのでしょうか。

事実を具体的に褒める

これまで相手が課題に向けて取り組んできた努力や過程、結果などの事実を褒めることで、新人看護師は「自分が認められている」と受け止めることができます。
また、「係の仕事をまとめてくれてありがとう」「あなたがサポートしてくれたおかげだね」などと具体的に伝えることで、意欲をもって仕事に取り組めるでしょう。

能力を褒める

「あなたは人を安心させる雰囲気をもってるね」「みんなをまとめあげる力があるね」など、その人個人が持っている能力を発見し、褒めるという方法は有効です。
この褒め方は、本人も気づいていない才能や可能性の発見につながり、自分に自信を持てるようになります。

「すごいね」「えらいね」などのように、「何がすごいのか」「何がえらいのか」がわからない褒め方はNGです。人によっては「バカにされている」「子ども扱いされている」と感じてしまいますので、注意しましょう。

褒め方ひとつでやる気がアップすることもあれば、モチベーションが下がってしまう場合もあります。普段から新人看護師のことをしっかりと観察し、良いところを積極的に伝えて、長所を伸ばしてあげられるといいですね。

文:看護師/カウンセラー 坂口千絵

著者プロフィール