• 2015年8月14日
  • 2021年11月15日

患者さんと会話が続かないときはどうする?

 

患者さんと会話が続かず、気まずい思いをしたことはありませんか。患者さんに心を開いてもらい、会話を楽しく弾ませるためのポイントをおさえておきましょう。

「開かれた質問」をする

質問には、「はい」「いいえ」で答えられる「閉ざされた質問」と、「はい」「いいえ」では答えられない「開かれた質問」の2種類があります。閉ざされた質問は2つの答えしかなく、すぐに会話が終わってしまいます。できるだけ開かれた質問をすることを意識しましょう。

【例】
閉ざされた質問:「今日は調子いいですか?」
開かれた質問
:「今日の調子はどうですか?」

共通点を探す

患者さんとの共通点を見つけやすい話題は「地域」や「趣味」の話です。共通点が多いほど、親近感を持たれやすくなります。たとえば、出身地や好きな旅行先など、その地域の名産品や観光地の話題で話を広げてみましょう。好きな食べ物やペット、音楽なども話が弾みやすい話題です。共通点が見つからない場合は、患者さんの好きなこと、興味のあることを聞き、「どんなところが好きですか?」「好きになったきっかけは何ですか?」など、徐々に話を広げていくと、患者さんと楽しく話すきっかけをつくることができます。

会話のポイントは「患者さんが答えやすいような質問を投げかけること」です。患者さんが自分から話したくなるような質問はなんだろう? という視点で考えると会話が広がり、信頼関係を築きやすくなりますよ。

文:看護師/カウンセラー 坂口千絵

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