• 2016年11月1日
  • 2021年10月14日

学費と給料から考える、看護師のコスパ

 

看護師になるためには、どのくらいお金が必要なのでしょうか。また、できるだけ少ない学費で、高い年収を稼ぐためにはどうすればいいのでしょうか。看護師のコスパを検証します。

私立の学校の学費は、国公立の約2倍!

学費は、専門学校も大学も、私立は国公立の約2倍かかるため、学費を抑えるならできるだけ国公立の学校を受験することがおすすめです。もちろん、学費が安いぶん倍率も高くなるので、それだけ優秀な成績でなければいけません。

奨学金制度を活用してコストを抑える!

奨学金をしっかり受けられる制度が整っているのが看護学校の特徴。例えば県の制度によっては、指定の病床数以下の病院や施設で一定の期間を働けば返還免除される制度もありますし、併用して、その指定の病院からの奨学金が受けられる場合も。病院からの奨学金は、一定期間以上の勤続で返還免除される病院がほとんどなので、両制度を使えば、月10万円以上の奨学金を受けることもできます。
また、給与は民間の平均給与400万弱に対して、看護師の平均年収は500万弱ともいわれています。(出典:民間給与実態統計調査日本看護協会 看護職の賃金の調査・データ
看護師であれば、少ない学費で、高い年収を稼ぐことは決して難しいことではないです。

努力するからこそ、コスパがよくなる

ただし、先にも述べたように優秀な学業成績と、新卒で就職した病院で働き続ける努力や忍耐力はもちろん要求されます。さらに、病院でも診療所クラスだと夜勤がないため、平均年収は300万弱(「マイナビ看護師」調べ)まで落ちる傾向があります。コスパを意識するなら、規模が小さくても入院施設が整っている病院へ就職をしたほうがいいでしょう。

成功する職場選びとは?

看護師のコスパのよさはモチベーションにもつながりますが、コスパや希望条件ばかりを気にしすぎると職場選びは失敗しがちです。転職する場合はとくに、「自分が活躍できる職場はどこか?」という観点を持って長く働ける職場を選びましょう。また、情報収集を行うことも理想の職場に出会えるポイント。大きな病院は良い噂も悪い噂もあるものです。口コミや噂だけを参考にせず、面接や見学に行くなどして、しっかりと情報収集を行いましょう。

とはいえ、「ひとりで転職活動を行うのは不安」――そんなときは「マイナビ看護師」のキャリアアドバイザーに直接会って、転職の悩みや本音を相談してみてください。頼れるキャリアアドバイザーに「会う」ことで「叶えたい転職」が実現できます。一緒に夢を叶えるための新しい一歩を踏み出してみませんか?

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