• 2015年6月24日
  • 2021年11月15日

ママ看護師の復職にあたって、読むべき本や必要な勉強とは?

 

看護師は常に勉強が必要な職業です。特にブランクを経て復職を目指す場合には、基本知識の再確認はもちろん、新しく覚えるべきこともたくさん。再就職後も学ばなければならないことは山ほどあります。

毎日忙しく、限られた時間のなかで勉強しなくてはいけないママのために、復習しておくべきポイントや、おすすめの本、勉強法などをご紹介します。

必ずチェックしたい「基礎看護技術」

日常生活援助やバイタルサイン測定などの基礎看護技術は、文字通り「看護の基本」です。 働く科にかかわらず必要となりますので、ひと通り復習しておきましょう。
家に学生のときの教科書があれば、まずはそれを使うとよいですね。復職先が決まった場合、勤務先が定めているケア・処置のマニュアルがあれば、必ず目を通しておきましょう。
また、次のテキストでも基礎看護技術やその他の技術が学べますよ。

「潜在看護師復職支援テキスト」 へるす出版

日常生活の援助に加え、無菌操作や褥瘡処置など、基礎看護技術を幅広くカバーした本です。小児看護・母性看護など対象別看護の項もあり、看護の知識を全般的に復習できます。

「看護技術がみえる vol.1基礎看護技術 & vol.2臨床看護技術」 メディックメディア

写真やイラストをふんだんに使い、看護師が日常的に行う手技をわかりやすく解説したテキスト。医師や看護師からのアドバイスもあり、手順だけでなく根拠からしっかり学べる内容になっています。

検査データ、働く科の専門知識も忘れず

検査データは、患者さんの状態を把握するのに欠かせない情報のひとつ。データの読み方について、よく復習しておきましょう。
また、勤務する科の専門知識も、この先どんどん必要になっていきます。
その習得のためには、本屋さんの看護書コーナーの「おすすめ本」なども参考にしてみてはいかがでしょうか。

職場のスタッフが実際に使っている本を聞いてみるのも、とても役に立つと思います。

ママのための効率的な勉強法とは?

「何を勉強するかはわかったけれど、じっくり机に向かう時間がない!」そんなママが効率的に勉強するための4つのポイントをまとめました。

・時間の使い方にひと工夫

家の中でもポケットサイズのテキストを持ち歩く、図や表をコピーして壁に貼っておく、などの工夫で、家事の合間にさっと復習ができます。

・スマートフォンのアプリやサイトを活用

外出先でも、重い本を持ち歩くことなく気軽に勉強ができます。ただし内容を吟味して、信用できるサイトを選びましょう。

・勤務先の本で勉強

復職後なら、勤務先にあるたくさんの専門書を利用しない手はありません。休憩時間などにどんどん活用しましょう。

・勤務先のスタッフに質問

実務のなかでの疑問など、教科書で答えを見つけられないことは、スタッフに聞くのが一番です。

自分にとって身につきやすい勉強方法や、読みやすい本など、人それぞれ好みがあるでしょう。いろいろ試してみて、「自分に合うな」と思うものを積極的に取り入れていきましょう。

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