• 2017年12月19日
  • 2022年1月19日

看護師の冬のボーナス大調査! お金が「貯まる」ボーナスの使い方って?

 

ボーナスの季節がやってきました。看護師のボーナスはほかの業種よりも高いといわれていますが、実際にはどうなのでしょうか。今回は、なかなかお金が貯まらないという看護師さん必見! 看護師のボーナス事情と、その使い方についてご紹介します。

看護師のボーナスって高いの?

厚生労働省が公表している「賃金構造基本統計調査」によると、2016年のボーナスの年間支給額平均は、看護師が82万6600円、准看護師が64万6000円でした。薬剤師の77万700円、百貨店店員の35万3300円などに比べると、看護師のボーナスは多いようです。(※1)

 

参照:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」

また、長く勤務するとそのぶんボーナスの年間支給額も増えていて、看護師の場合は平均して「勤続1年~4年」で71万8800円、「勤続5年~9年」で79万8600円、「勤続10年~14年」で85万1200円、「勤続15年以上」で97万9100円でした。準看護師の場合は「勤続1年~4年」で46万8600円、「勤続5年~9年」で57万6200円、「勤続10年~14年」で54万3300円、「勤続15年以上」で71万3200円となっています。(※2) 勤務先の規模や業績によりボーナスの支給額は変わりますが、看護師はがんばったぶんしっかりとボーナスがもらえるお仕事といえそうです。

 

※1 職種別、きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額 ※2 職種・性、年齢階級、経験年数階級別所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額

要注意! こんな人は、ボーナスをもらってもお金が貯まらない!

たくさんボーナスをもらっても、使い方を間違えるとあっという間に消えてしまい、お金はほとんど貯まりません。あなたもこんな使い方をしていませんか? ボーナスをあてにしてお金を使っている

お金がなかなか貯まらない人は、いずれボーナスがもらえるから……と、普段からそれをあてにしてお金を使う傾向があります。お金の使い方を見直して、毎月のお給料のなかから上手に使う習慣を身につけましょう。 ボーナスを返済に使っている

クレジットカードやローンのボーナス払いを使って頻繁にお買い物をしている人も、お金が貯まりにくいです。予想していたよりもボーナスがもらえなかった場合、さらにローンを利用するという悪循環にはまってしまう可能性も。クレジットカードやローンの使い方を見直してみてはいかがでしょうか。 使い道を決めず、無計画にボーナスを使っている

ボーナスをどう使うかを決めていない人は、ボーナスをもらったうれしさでお財布のヒモが緩んでしまい、衝動的に買い物をする傾向があります。ボーナスが支給される前に「いくらまでなら使っていいのか」、そして「いくら貯蓄にまわすのか」など、使い道を決めておきましょう。

お金が貯まるボーナスの使い方

ボーナスを使いつつお金を貯めるには、次の2つのポイントが大切です。 1. あらかじめ使い道を決めておく ボーナスが支給される前に、もらったボーナスを「貯蓄」「ボーナス返済」「買い物」の3つに分けて、使い道を決めておきましょう。決める順番も大切で、「貯蓄」を最後に回すと、お金はなかなか貯まりません。

まずは手取り額の2割から3割を目標に「貯蓄」を決め、「ボーナス返済」を引いた残りから「買い物」の計画を立てるのがポイントです。 2. 使い道に応じて「お財布」「預金口座」に分けること 実際にボーナスが支給されたら、「貯蓄」「ボーナス返済」「買い物」にお金を分けてから使い始めましょう。このとき、複数の預金口座を上手に使うのがポイント。「貯蓄」には、あまり使わない金融機関の預金口座を利用することで引き出しにくくなり、お金が貯まりやすくなります。

また、買い物に使うボーナスは専用のお財布に入れ、あらかじめ決めた範囲内で楽しむのがおすすめです。 ボーナスはお金の使い方を見直すチャンス お財布がピンチなときにボーナスが支給されるとほっと一息つけますが、お金の使い方を見直さないと、同じことの繰り返しになってしまいます。冬のボーナスをきっかけにお金の使い方や貯め方を見直して、貯蓄する習慣を身につけられるといいですね。

文:FPライター 斉藤 勇

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