• 2017年4月18日
  • 2021年11月12日

来年の医師国家試験、出題数を100問減に 医師分科会が答申取りまとめ

 

3月に発表された「第106回 看護師国家試験」の合格率は、88.5%と過去10年の中でもワースト1となりました。同じく90%下回ったのは「第111回医師国家試験」。4年ぶりに9割を下回り、88.7%となりました。今年の国試は医師・看護師とも狭き門だったようですが、みなさんの周りの方はいかがでしたでしょうか? 
今日は、来年行われる「第112回医師国家試験」についての記事です。来年の医師国家試験では出題数が100問減るようです。

来年行われる第112回医師国家試験について、厚生労働省は、医道審議会医師分科会が答申を取りまとめたと発表した。出題数を100問減らし、試験期間を短縮することなどが答申に盛り込まれた。厚労相が7月ごろ試験日程などを告示する予定。【新井哉】

 医師国家試験をめぐっては、医師国家試験改善検討部会が2015年3月、現行の出題数(500問)について、「医学総論」と「医学各論」から計100問程度減らせると提言。その理由として、医学部の臨床実習開始前に行う共用試験と国家試験の出題内容に重複があることなどを挙げていた。

これを受けて厚労相が医師分科会に諮問。同分科会で審議した結果、出題数を500問から400問に縮小し、それに伴い試験期間も3日間から2日間に変更することで意見がまとまった。

医療介護CBニュース-2017年04月14日 18:00掲載

出典:医療介護 CBニュース