• 2015年10月16日
  • 2021年11月15日

やることが多すぎるときの「付箋活用術」

 

「研修レポートを提出しなければならない」「疾患についての勉強をしなければならない」と思いながらも、なかなか行動に移せずストレスが溜まることはありませんか? 思うように身動きが取れない理由のひとつに、あまりにも多くの事柄が頭のなかで同時に存在し、集中して取り組むのが困難であると感じてしまうことが挙げられます。 今回は、頭のなかを整理し、効率よく行動できるようにするための「付箋活用術」をご紹介します。

付箋と筆記用具、白紙で頭のなかを整理する!

数枚の付箋と筆記用具、白紙1枚を用意し、以下の手順にしたがって、頭のなかを一つひとつ「可視化」していきましょう。

1.白紙に3等分となるよう縦書きで2本の線を引く

2.左から順にカテゴリー分けをする (今すぐやりたいこと/今はやらなくてもいいこと/もうやらないと決めたこと)

3.一枚の付箋にひとつずつ「気になっているがなかなか手をつけられないこと」あるいは「手をつけたが中途半端になっていること」を、思いつくかぎりリストアップする

4.それぞれの項目について、次の質問を自分に問いかける 1)「その事柄を実践しなかった場合、どんなメリット・デメリットがありますか?」 2)「その事柄を実践した場合、どんなメリット・デメリットがありますか?」

5. 質問の答えをもとに、どのカテゴリーに分類するか決め、付箋を配置していく

6.それぞれ該当する項目について行動計画を立てる

【今すぐやりたいこと】
・やりたいと強く感じること、提出期日があることなど、優先度の高いものが紙の上部にくるように付箋を並べ直す
・それぞれの項目について「いつからいつまでに行うのか」を決定する

【今はやらなくてもいいこと】
・スケジュール帳などを活用し、この項目に該当する内容をいつごろ思い出せばいいかをメモしておく

【もうやらないと決めたこと】
・やらない決意ができた自分をねぎらい、その項目は忘れるようにする

大切なのは「可視化」すること

頭のなかだけで「したいこと」「しなければならないこと」を延々と考えていると、心も疲れてしまいます。「今の自分にとって、本当にやる必要があることはなにか」を書きだして分類することで、頭の整理ができるだけでなく、落ち着きを取り戻すことができたり、やる気が出やすくなったりします。
私自身もやらなければならないことが多すぎて混乱したときは、必ず「可視化」を行っています。仕事面では実務以外の事務作業が溜まっているとき、プライベートでは掃除や後片付けなどが滞っている状態のときに付箋を活用すると、優先順位がはっきりしてスムーズに行動できますよ。
ぜひ、あなたも楽しみながら「付箋活用術」に取り組んでみてくださいね!

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