• 2014年8月26日
  • 2021年11月15日

こころとカラダをしっかり充電! 有意義な休日の過ごしかた

 

はじめまして。坂口千絵です!
看護師をはじめ、カウンセリングやコーチングの資格を活かし、20~30代の仕事に悩む看護師さんを対象に、お悩み相談を受ける活動をメインに行っています。今回からコラムの連載をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

看護師さんが取れるまとまった夏休みの平均日数は職場の環境によっても違いますが、大体2~5日程度のところが多いようです。毎日、患者さんのために忙しく走り回っている看護師さんにとって、休みの過ごし方はとても重要なポイント。今回は、ボジティブな夏休みの過ごし方と、夏休み明け、前向きに過ごすためのメンタルトレーニングについてご紹介します。

今年の前半は予想以上に疲れた看護師さんが急増!?

いまの季節は残暑が厳しい時期でもあり、一所懸命に仕事をしようと思っても、集中力が途切れやすく、なかなか患者さんの情報が頭に入ってこなかったり、夏バテが影響してやる気も失いがちになります。

また、4月からは新人看護師さんが入職してきたため、新人教育にも携わらなければならなかった分、ストレスも溜まっているのではないでしょうか。

夜勤の回数も多い看護師の仕事は、それでなくても心身のバランスが崩れがちなため、早めの体調管理が必要です。私自身も、とくに深夜明けの翌日の日勤や、準夜明け→休み→深夜入りなどの勤務も少なくなかったので、体力的にもキツかった経験があります。

疲れたときこそ、「自分とゆったり向き合う時間を」

夏休み中、気の合う看護師仲間と出かけてワイワイ過ごしたり、スポーツなどで汗を流すのもよいですが、疲れたこころを見つめる時間をほんの少しでもつくることで、自分のこころが穏やかで静かになり、今年の後半に向けていきいきと元気に働くことができます。

激務でこころと身体が疲れてしまったあなたにぜひ、オススメしたいのが、普段は多忙でなかなか行くことができない、緑の多い場所に足を運ぶこと。太陽と緑の恵みがいっぱいに降り注ぐ森林や公園の木陰などで過ごし、太陽と植物、大地のエネルギーを疲れた身体に浴びることで、こころも身体もパワーで満たされるでしょう。かるいストレッチやヨガなどを行うのも、健康を維持するためにはオススメです。

出かけるときにはノートとペンを用意し、ベンチなどに腰をかけながら、今年前半、自分が仕事において、どんなことを頑張ってきたのか、嬉しかったことや楽しかった思い出は何だったのかを、それぞれ10個ずつ、書き出してみるとよいでしょう。時間があれば、自分の好きなことやワクワクすることを書き出すのもオススメです。

看護師さんは「自分に厳しい人」が多い傾向にあります。そのため、自分の仕事を振り返ると、「できていないこと」や「辛かったこと」ばかりを思い出してしまい、知らない間にエネルギーが奪われ、ますますこころが疲れやすくなっていきます。

私もバリバリの現役時代は「自分に厳しくしている」自覚すらありませんでした。そのため、一時期は精神的にイライラしやすくなり、他人にも厳しく、人間関係がギクシャクした経験もあります。

でも、物事にはマイナスの面だけでなく、必ずプラスの側面があることも事実。きちんとプラスの事実にも向き合うことで、自然とポジティブな考え方に近づいていきます。

日々の喧騒からいったん離れ、ゆったりと丁寧に時間を過ごすように意識しながら、今年の後半も前向きに乗り越えていきましょう!

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