• 2014年10月10日
  • 2021年11月15日

「日々の仕事がつまらない・・・・・・」と感じるときの考えかた

 

仕事がつまらないと感じていたとき、私の頭をよぎった言葉とは?

仕事に慣れてくると、面白さや新鮮味がなくなることはありませんか? 私は看護師の仕事に、楽しさややりがいを感じていましたが、「つまらない、つらい、辞めたい」と不平不満ばかりこぼすこともありました。

ある日、休日に行われる院内研修に参加することになったのですが、「どうして休みの日に行く必要があるの?」と、どんよりした気分でいっぱいだった私。しかし、席に着いたときに「この研修を楽しいものに変えるとしたら、何をすればいいのだろう?」という言葉が突然、頭をよぎったのです。

これまで研修で座っていた席はいつもいちばん後ろ。講義はうつむきながら聴き、終わった瞬間に「やっと終わった……」とつぶやきながら帰宅するのがお決まりのパターンだった私にとって、この言葉は我ながら思いがけないものでした。

そこで「いつもと逆の行動をとってみたら?」と考えた私は、いちばん前の席へと移動し、うなずきながら話を聴きはじめたのです。「いつもと違うことをしたら、どんなふうに心境が変化するんだろう?」という小さな好奇心もありました。その結果、今までとは違う新しい私が生まれたように感じ、テンションが上がっている自分に驚いたことを覚えています。

この経験によって、私はこれまで、いかに周りの状況に対して受け身の姿勢だったかを思い知らされました。

「つまらない」を脱するポイントは「主体的」に考えること

仕事をしていると、不本意な状況になることはたくさんありますよね。しかし、その状況に対して「やらされている」という考え方は非常に窮屈ですし、受け身の姿勢ばかりではストレスを感じやすくなります。もっと自分を解放してあげましょう。

大切なのは、状況が「どうであるか」ではなく、「状況の受け止め方の選択」です。状況を変えることはできないかもしれませんが、私たちはどのように受け止めてもよい「選択の自由」を持っているのです。

私は「休みの日に研修に行った」という状況に対しイライラすることをやめ、その場に集中することを選択しました。つまり、主体的に行動することを選んだのです。

このとき、状況は何も変わっていません。いつもの研修のひとコマですが、自分がどんな行動を選ぶかで、 嫌なものが楽しいものに変わることを実感しました。

周囲の状況に振り回されず、責任を持って行動を変えていくことに大きな決意が必要なわけではありません。ほんの些細な出来事にも、「私は今、どんな行動を選ぶ?」と意識して自分に問いかけることで、つまらないと感じる毎日から抜け出せるかもしれませんよ。

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