• 2020年10月2日
  • 2021年11月9日

【看護師の悩み】希望していた科に配属されず、母からの言葉にイライラしてしまいます。

 

【質問】希望していた科に配属されず、母からの言葉にイライラしてしまいます。

今年から看護師として働き始めました。
仮配属先は腫瘍内科で、新人が担当するには精神的にきついと有名だったので心配していましたが、先輩方の働く姿に触発され、スキルアップできればと思っていました。

しかし、本配属先は眼科でかなり落ち込んでしまいました。自分としては経験を積んでスキルアップをしたいのに、眼科では総合病院にいる意味を感じないと、まったくやる気が起きません。

母が気遣って声をかけてくれることがあるのですが、自分に余裕がないせいかイライラしてしまいます。
病院の配属先は退職するまでその職場なのでしょうか? また、母に当たらず、心に余裕をもつにはどうしたらよいのでしょうか?(鹿児島県在住 看護師歴1年目 22歳)

【回答】自分の力を信じて

傾聴と承認を

新卒で希望の科に配属にならず、つらいお気持ち、お察しいたします。

お母様から実際にどのように声をかけられているのかはわからないのでなんとも言えない部分はありますが、声がけに対しイライラしてしまう場合、知らないうちに「自分の気持ちを理解してもらえない」と感じてしまっている可能性があります。

お母様からのお声がけに、以下のような傾向はありませんか?
1)反論・否定:けど、だって、でもなど(例「あなたの気持ちはわかる『けど』」)
2)正論や根性論: 「頑張りなさい」「前向きに」「そんなんじゃダメ」など
3)持論: 私のときはこうしていた、私はこう思う

このような言葉をかけられると、つい反発心を抱いてしまう傾向があります。もしも、お母様が上記に当てはまる発言をしている場合、自分自身が「反応」していることを自覚することが大切です。

また、反応してしまう自分を否定せずに「イライラしてしまうのも無理はないよね」と、まずはご自身の気持ちを受け入れてあげてください。

見守る姿勢で

病院の配属先は一般的に異動の希望も出せますし、経験を積んでスキルアップをすることは、どこの科でもできます
「どの環境で働くか」ではなく、自分が置かれている環境に対し「どういう意識で臨むのか」が大事です。

また、このような状況で前向きに頑張ろうとしても、ますます自分にもお母様にもイライラしてしまうといった悪循環に陥る可能性があります。お母様にも「そう思っているんだね。心配してくれてありがとう」と伝えたうえで、率直に「イライラしてしまうことがあるけど、ごめんね」と伝えるのもひとつの方法です。

自分のこともお母様のことも、無理になんとかしようとするのではなく、見守る姿勢を大切にしてくださいね。

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