• 2020年6月9日
  • 2021年11月15日

【看護師の悩み】リーダーはスタッフをサポートすることが大事だと言われているのはなぜ?

 

【質問】リーダーはスタッフをサポートすることが大事だと言われているのはなぜ?

看護師3年⽬です。来週から、勤務先で初めてリーダーを務めることになりました。先輩から、リーダーは他のスタッフが動きやすく配慮、サポートすることが⼤事だと言われていますが、なぜ⼤事なのでしょうか?(愛媛県在住 看護師歴3年目 25歳)

【回答】すべては患者さんの安全を守るため

リーダーは総監督のようなもの

「初めてリーダー業務をすることになったのですね。不安や緊張などありながらも、業務を覚えることでご多忙な日々だったのではないでしょうか。
リーダーは、看護の現場を「より高い視点で把握し、調整する役割」だと思っていただけるといいかもしれません。野球監督やオーケストラの指揮者などのように、全体を見渡したうえで、細部を調整するイメージです。

例えば、受け持ち看護師として看護にあたっている場合、自分が担当している患者さんの状況については把握しやすいぶん、ほかの患者さんの状況について把握しにくくなりますよね。
リーダーは医師の指示受けや報告をはじめ、他部署との連携などをスムーズにすることで全体の調整役を果たします。
現場全体や患者さんの全体像を把握してはじめて、スタッフに的確な指示を出すことが可能となります。すべては「患者さんの安全を守るために」、スタッフをサポートすることが必要なのです。

病棟の状況を把握して指示を出すのがリーダー

勤務するスタッフは、毎日同じ人であるとは限らず、個々の経験値、能力、個性などもそれぞれ違います。
また、現場では急変があったり、予期せぬ事態も起こりやすいため、スタッフにかかる業務量が急激に増えることもあります。
そんなとき、受け持ちの人数や、一人あたりの業務負担、スタッフの動き、病棟全体の状況などをすべて把握したうえで、ほかのスタッフのサポートに回るよう指示を出せるのはリーダーしかいないのです。
リーダーは決して楽な業務ではありませんが、さまざまな気づきや学びがあります。ぜひ、楽しみながら取り組んでみてくださいね。

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