【質問】通勤時間の長さは我慢するしかない?
長期視点での職場探しとサポート体制の見直しを
負荷を減らす試みを
現段階において、通勤時間については「がんばるしかない」とのことですが、ご相談者にある程度のがんばりがきくのであれば、それでもかまわないかと思います。ただ、引っ越しにともない環境が大きく変わろうとしているなかでは、いままで以上にストレスや負荷がかかる恐れがあります。これまで通りの生活スタイルでは、生活全般にひずみがでる可能性もないとは言い切れません。
もしもお子さんの急病やケガなどでアクシデントが生じた場合、帰宅に時間がかかると急なの対応が難しくなる場合もあります。また、今後2人目のお子さんをご出産されますと、育児の負担が増えるぶん、いまよりさらに負荷がかかることも予想されます。そのため、できるだけ早い段階から引っ越し先で職場を探し、折り合いをつける方向でご検討されることをおすすめします。
協力体制を整えて
子育ては周囲の方々の協力が不可欠なのは言うまでもありませんが、今後の環境変化に対応するためにも、ご家族のサポート体制を見直す必要があります。もしご家族から十分な協力が得られない場合は、子育て支援の福祉サービスやベビーシッターなどの導入も検討してみてください。また、引っ越し先の地域に住んでいる、子育て世代の親御さんたちと話す機会があれば、そこから情報収集をするのもひとつの方法です。
求人の募集条件に時短勤務に関する記載がなくても、職場によっては検討してくれるところもあるかもしれません。引っ越し先で条件の良い職場が見つかったら、まずは相談してみるのも良いかと思います。いずれにしても、早い段階から「ひとりで抱え込まない環境づくり」を意識し、現状を少しずつ整えていくための情報収集をするなど、できることから取り組むことをおすすめします。