• 2018年12月11日
  • 2021年11月15日

【看護師の悩み】看護記録を書くのが遅いのをどうにかしたい!

 

【質問】看護記録を書くのが遅いのをどうにかしたい!

看護記録の書き方について相談です。夜勤は2交代制なので、空いた時間を見つけて記録を書き、なんとか終わらせることができていますが、日勤になると忙しくてできません。

日勤では68人の患者さんを受け持っていますが、時間内に記録を書き終えられることがほとんどなく、勤務が終わるころには、疲れて書くスピードも落ちてしまいます。

なにか良い解決方法はありませんか?(岩手県在住 看護師歴3年目 24歳)

【回答】ポイントは明確化と簡潔明瞭

明確化を常に意識して

ポイント1:目標記録数を明確に


「勤務中に、できるだけたくさんの記録を書こう」というような抽象的な目標だと、達成できずに終わる可能性が高くなります。

そこで、「勤務時間内に最低4冊書く」などのように、「達成可能」かつ「少しだけ、がんばる必要のある冊数」で目標設定をしましょう
また、集中力が欠けるのを防ぐためにも、記録終了の目標時間を設定することをおすすめします。なお、「1時間以内にすべて終わらせる」などと大まかに設定するのではなく、10分以内(もしくは○時△分までに3冊記録を書く」などのように、できるだけ詳細に設定するほうがスムーズに進みやすくなります。

ポイント2:出来事をタイムリーに下書きとして記録

記録する作業を後回しにすればするほど記憶が薄れていき、いざ思い出そうとするときに時間を要します。看護記録に記載する予定の内容は、その都度下書きとして書きためておきましょう。
下書きをすることに対し、「二度手間になる」「多忙で書いている余裕がない」と、ためらう方も多いのですが、そのひと手間があるかないかで記録に要する時間も変わります。ちょっとした手間を怠らずに、下書きを行う習慣をつけましょう。

日頃から簡潔に書くことを意識

長い文章は、それだけ記録に手間がかかるだけでなく、読み手にも負担がかかります。日ごろから、自分の書いた文章を読み返し、簡潔に書ける部分がないか探してみましょう。
また、文字数を極力減らすことを心がけると、記録に要する時間も少なくなります。慣れないうちは、つい文章が長くなってしまいがちですが、意識することで少しずつ簡潔な文章を書く習慣がつくはずですよ

著者プロフィール