• 2018年8月3日
  • 2022年5月11日

幼児に対するコミュニケーションのポイント

 

理解力が未発達な幼児とコミュニケーションをとるときは、成人に接するときとは違った工夫が必要です。
幼児に対するコミュニケーションのポイントについてお伝えします。

非言語的コミュニケーションの活用を

幼児は言語に関する能力が未発達な部分もあるため、わかりやすい言葉で説明をしても、それらを理解しているとは限りません。そのため、身ぶり手ぶりなど非言語的コミュニケーションを有効的に活用することが大切です。 手を握る、ハグをするなどのボディーランゲージは、幼児に安心感をもたらす重要なコミュニケーションの一つになります。
しかし、突然のボディーランゲージは、場合によっては嫌悪感や拒否をもたらすことがあるので、状況を見ながら活用していきましょう。時には幼児に触れても大丈夫か、事前に親に確認することも必要です。

笑顔で根気強く関わりましょう!

入院している幼児は、慣れない環境から不安や恐怖を感じやすいことが多く、ストレスを抱きがちです。強い口調で叱る、強制的に処置をするなどの対応は、ますます抵抗や拒否が強くなる恐れがあるため、やむを得ない場合以外は避けましょう。なかなか言うことをきかない場合でも、根気強く関わっていくことが大切です。
幼児は感受性が強く、こちらのちょっとした表情や態度にも敏感に反応します。言動には十分注意し、笑顔でやさしい言葉がけを意識しましょう。

文:看護師/カウンセラー 坂口千絵

■関連記事

お一人で悩まず、看護師専任の
キャリアアドバイザーに相談してみませんか?

著者プロフィール