• 2018年2月6日
  • 2022年1月12日

看護師がマスクをして会話をするときの注意点

 

感染予防などの視点から、マスクを着用する職場が増えていますが、マスクを着用した状態での会話にはデメリットもあります。今回は、マスクを着用しながらコミュニケーションを図る際の注意点についてお伝えします。

はっきりとした発声を意識する

マスクをすると、どうしても声がこもりがちになります。普段から声量が小さく、聞き返されたりしている方は特に、やや大きめの音量を意識し、はっきりとした発声をするよう心がけましょう。 また、難聴がある患者さんの場合は、大きな声を出しても聞き取れない場合があります。その際は、耳元で話しかけるときだけマスクを外すなど、臨機応変に対応しましょう。

アイコンタクトに留意する

マスクをしていると表情が隠れ、笑顔で対応しても相手には伝わりづらくなります。口元ではなく、目元が笑顔になるよう意識し、相手の目をしっかりと見てアイコンタクトをとるように留意しましょう。また、表情が伝わりにくいぶん、身体を患者さんのほうにしっかりと向ける、身ぶり手ぶりを交えて話をするなどのボディーランゲージも、適宜取り入れてみてください。 マスクをした状態のままだと表情が読み取りにくいため、相手は不安や不信感を抱きやすくなります。非言語的コミュニケーションを活用し、できるだけ親近感を持たれるよう意識して接しましょう。

文:看護師/カウンセラー 坂口千絵

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