夏季休暇など、長い休みを有効に使って勉強をしておきたいという復職看護師は多いはず。そんなときに効率よく勉強できる方法のひとつが読書です。ですが、「復職に役立つ本なんてあるの?」「スキマ時間に役立つ参考書や本を読みたいけど、何を買えばいいの?」と迷ってしまいますよね。そこで今回は、私が復職する際や復職直後に、実際に活用した本をご紹介します。
イメージしながらおさらいできる!
ブランクが長ければ長いほど、基本や基礎を忘れてしまいがち。とくに看護技術は、頭ではわかっているはずなのに、いざ臨床となるとなかなか動けないものです。そのため、必要な物品や手技などは、しっかりと復習しておくようにしましょう。 こちらの本は必要な看護技術51項目が掲載されていて、写真でわかりやすく解説されているので、イメージしながら学べる1冊です。細かい部分は働く職場によっても違いがありますが、基本を理解しておけば不安は減らせると思います。
「パッ」と出てこないときに!
検査値のデータを見ても、基準値が「パッ」と出てこないのがブランクの現実。ですが、今から少しずつ見直しはじめれば慌てることもありません。しかも、この本はポケットにも入るサイズ。こっそり見たいときにも重宝しました。
辞書のように使って効果的に復習!
看護学生の必須アイテムである「レビューブック」ですが、これがかなりのお役立ち本。解剖学から疾患、検査、看護など、要点がギュッと詰まっているのでなにかと便利です。ちょっと知りたいことがあると、辞書のように幅広く使えますよ。 私は学生のときに勉強したメモを見ながら、「頑張っていたな」と思い出に浸りながら復習していました。
職場や配属先に合った「雑誌」もおすすめ!
『エキスパートナース』/照林社
自分の配属先に合った専門雑誌も便利です。私が購読していたのは『エキスパートナース』/照林社。毎回、特集記事があるので、自分に必要な項目があると購入していました。たとえば、心電図や人工呼吸器などは配属先でも必須だったので、学ぶことが多くありました。雑誌はわかりやすいうえに要点がはっきりしているので、「ここだけはおさえたい!」というときに活用すると便利です。また、最新の医療情報も学べるため、ブランクが長い場合は、いまの医療を知るためにもおすすめですよ。
復職で大切なことは「基本」を学び直すこと
復職の際、私は基本や基礎を学び直すことからはじめました。職場で必要なことのほとんどは、基本を応用したもの。だからこそ、基本的な知識や技術が大切だと思っています。 ただ、ブランクがあるぶん、昔と変わっていることも多々ありますので、ぜひ最新の医療知識も交えつつ勉強してみてくださいね。
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