• 2017年3月24日
  • 2022年5月11日

シーツ交換時のマナー

 

シーツ交換は美しく行うことも大切ですが、物品の管理についても気をつけたいことがあります。今回は、シーツ交換時に注意したいことについてお伝えします。

壊れやすいものは移動させる

湯飲み茶碗や置き時計など、落下による破損の危険性が高いものは、あらかじめ安全な場所に移動させましょう。

物品の配置はできるだけ換えない

患者さんのなかには、ティッシュペーパーやコップなど、私物の配置を換えられることを嫌がる方もいます。そのため、物品の配置は可能な限りシーツ交換前と同じ状態に戻すことを心がけましょう。もし、整理整頓のために場所を移動した場合は、「安全のためにベッド周りを整理させていただきました」など、患者さんにひと声かけるようにするといいでしょう。

安全が確保されているか再確認する

シーツ交換後は、以下の点に注意しましょう。

・ベッド柵は元の位置に戻したか
・ナースコールは患者さんの手の届きやすい位置にあるか
・ベッドの高さは適切な位置にあるか
・ギャッジアップ用のレバーはきちんと収納されているか など

このような確認は、患者さんの安全を確保するために重要なポイントなので、きちんとチェックする習慣をつけたいですね。
破損事故やトラブルの発生を最小限にするためにも、細かなところにしっかりと配慮しながらシーツ交換を行いましょう。

文:看護師 坂口千絵

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