• 2021年4月8日
  • 2022年4月4日

育休から復職するときの前準備

 

育休から復職する際は、自分のことよりも家族や子どもの急な体調不良などへの不安や心配が大きいもの。スムーズに復職をするためには、どのような準備が必要なのでしょうか? 今回は、育休から復職する前に「やっておきたい準備」についてご紹介しましょう。

育児家事を見直そう

環境が変化すると、今まで普通にできていたことでも対応が難しくなったりするため、家族や周囲の助けは不可欠です。特に、家事や育児は、働くママにとって大きな負担になりかねません。一人でなんでもやろうとせず、サポートしてくれる人が身近にいたらとことん頼りましょう。また最近は、便利な家電やネットスーパー、宅配サービスなども充実しています。仕事も、家事も、育児も……。と一人で抱えてしまうと、つらくなってしまうので、便利なものはどんどん活用し、賢くラクをするようにしてください!

私の場合は、家事を少しでも時短しようと、トイレのカバー類をすべてやめました。使用するたびにサッとふき取るだけでも、キレイな状態が維持できるので、「カバー類は不要かな」と思ったのです。小さなことですが、それだけで「掃除しなければ」というストレスは減りましたよ。ただでさえ、復職後はいろいろなことに手が回らなくなるもの。「気持ちのゆとり」につながりそうなことは、どんどん試してみましょう。

不安なことを事前に伝えておく

さて、続いては育児についてです。子どもは体調を崩しやすいため、何かあったときの対応方法を預け先と相談したり、復職先に伝えておいたりする必要があります。私は預け先の保育園に「何かあったときに駆けつけるには、早くても30分はかかる」ということや、「ときには1時間かかる場合もある」ことを伝え、かかりつけ医や職場への連絡方法なども伝えておきました。

職場には配属先を考慮していただき、比較的業務量が少ない部署で働くことができたので、保育園から急な呼び出しがあっても柔軟に対応してもらうことができました。大切なのは、「不安なことや心配なことは、事前にしっかり伝えておく」ということ。それが、その後の働きやすさにつながりますよ。

働き続けるための工夫とは

復職先は、できるだけ長く働ける場であってほしいですよね。だからこそ、復職前の準備としては、「職場とのコミュニケーション」が何より大切だと思っています。

自分の働きやすい環境を作るためにも、条件や要望をしっかりと伝えて、相互理解を深めるようにしましょう。私の場合、自分のことも心配でしたが、それ以上に心配だったのが、体調を崩しやすい子どものこと。

なので、まずは子ども優先で動き、復職先にもそのことを理解していただくようにしました。

なお、長い目で考えると、子どもの成長とともにワークスタイルは変化していきます。

目先のことだけでなく、先々を想定して「どういう働き方が理想か」を考えておくと、復職先との交渉ポイントもはっきりしてきますよ。

職場に条件を伝える際は、自分の希望だけを伝えるのではなく、「子どもの成長とともに夜勤の回数を増やそうと考えている」「突然休みをもらうことがあるかもしれないので、その代わりに出られるときにがんばりたい」など、双方にメリットのある内容で交渉してみましょう。

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