• 2020年2月7日
  • 2022年5月11日

配膳のマナー

 

配膳の際は、ただ食事を運ぶだけではなく、事前の確認や準備を行うことが大切です。今回は、配膳で注意するべきマナーについてご紹介します。

配膳前に必ず行うこと

配膳の前に、まずは患者さんのテーブルをクロスで拭き、食事を置くスペースを確保します。また、必ず手洗いを行い、マスク、エプロンなどを着用しましょう。患者さんには、食事前に排泄を確認し、必要であれば済ませておきましょう。食事の途中で尿意を感じたり、排泄を行ったりすることで、食事摂取に影響が出ることがあるためです。

配膳車から食事を取り出すときは、必ず食札と食事内容の確認を行います。食札には、患者さんの治療上の制限になる禁忌食の記載があるので、注意が必要です。また、食札と患者さんの名前はフルネームで確認しましょう。

配膳前の準備が大切

食事の前に服薬の確認(食前薬)や、とろみが必要な患者さんがいる場合は事前に準備しておきましょう。寝衣を汚してしまう恐れのある患者さんには、エプロンもしくはタオルで襟元を巻きます。その際、自尊心を傷つけないよう声掛けを行ってくださいね。義歯が必要であれば装着を忘れないようにしましょう。

このように、一口に配膳といっても、配膳前にやるべきこと、チェックすべきことはいくつもあります。ただ流れで食事を運ぶだけではなく、それぞれの患者さんに合わせた準備を行うように心がけるといいですね。

また、配膳時は食事メニューを説明し、一口が大きい場合には、食べやすいように切り分けることも忘れないようにしましょう。

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