復職したいと考えはじめると、どうしてもブランクが気になりますよね。一言に復職といっても正社員だけではなく、派遣やパートなども視野に入れるとその選択肢はさまざまです。 今回は、復職にあたって重要なチェックポイントをご紹介していきます。
職場選びのポイント
職場を選ぶときのポイントとして私が実践していることは、可能な限り「実際の現場を自分の目で見ること」です。求人内容だけ見ても本当の雰囲気は伝わりません。自分に合った雰囲気こそ肌で感じることが大切です。
実際に働いているスタッフの動きや対応、職場内の衛生状態、患者さんの様子や関わり方、ナースステーションの雰囲気、スタッフ間の連携などは、見学だけでも伝わることがあるはず。自分が働いているイメージもつきやすいので、実際の現場に見学に行くことをおすすめします。
派遣やパートも視野に入れてみる
ブランク明けからの復職で正社員として働きはじめると、慣れない環境や変化に戸惑います。復職した後は早く仕事に慣れようと焦りがちですが、そうなると家庭にしわ寄せがいき、余裕をなくして疲弊してしまいます。とくに子育てしながらの両立はうまくいかないことばかりです。
私の場合、育児や家庭を優先させたかったので、パートからスタートしました。復職前の生活リズムをあまり大きく変えなくていい働き方が理想だったためです。ほかにも派遣や時短勤務などさまざまな選択肢があります。正社員にこだわらなくても働き方は多様なので、ライフスタイルに合わせながら働くことを視野に入れて復職活動を進めていきましょう。
復職するときの注意点
復職するときに気をつけたいポイントは大きく2つあります。それは「無理をしない」、「学ぶ姿勢」です。
・キャパオーバーになるほど無理をしない
私自身の経験からいうと、初めての復職時は面談で印象をよくしたい気持ちから休日出勤を承諾してしまったり、希望する時間以上の労働を承諾してしまったりと、自分の条件から外れてしまったことで、家庭に影響が出てしまいました。本当に小さな積み重ねが大きな負担となっていくので、仕事に対して不満を持ってしまい、家庭でもイライラしがちに……。そのため、“働き方は最初の決めが肝心”ということを改めて実感しました。
・学ぶ姿勢を大切に
過去に経験してきたことが出てくると、思わず知識があることや、経験してきたことを伝えたくなりますが、そこはグッと抑えましょう。「それはできる」「それなら昔に何度も経験あります」といった態度では、指導する側もやる気がうせてしまうかもしれません。
そんなときは、最新の技術や物品の使用方法が学べるチャンスと捉えると、前向きな姿勢になりますよ。常に謙虚な学ぶ姿勢を見せていると、指導側からも好印象をもたれるでしょう。