• 2019年6月14日
  • 2021年11月15日

【復職対策】復職で失敗しないために注意したい「3つのポイント」

 

「看護師の資格があるのだから」という過信から、なんとかなるだろうと復職にチャレンジ! しかし現実はそんなに甘くありません。今回は、復職で失敗しないために心がけたい3つの対策についてご紹介します。

復職で失敗しない①:「断る勇気をもつ」

ブランク後の復職は、なにかと焦りを感じてしまいがちです。実力以上の自分をつくろい、ときには疲弊しまうことも。私は、復職先した途端に働く条件に変更が出てしまったという経験があります。
人手不足により、希望していた休みが突如返上となり、子どもの行事に参加できなかったことがありました。しかし、なんとか早く職場になじみたいという思いから無理を続けていたら、それが積み重なっていき、だんだん家庭とのバランスがとれなくなっていました。その原因はもちろん、自分をよく見せたくて承諾してしまったこと。仕事を頼まれたときに曖昧な返事をしてしまったのも反省点です。その結果、シフトの変更や頼まれごとが多くなってしまいました。少しでもよく思われたくて頑張っていましたが、実は都合のいい復職看護師だったのかもしれません。
「曖昧な返事をしない」「断る勇気をもつ」「無理をしない」ことが仕事を継続するコツであり、失敗しにくい復職の土台を作ることができるのではないでしょうか。

復職で失敗しない②:「相手の都合に合わせない」

復職時に行った面談では、「病棟によってそれぞれ異なるので、シフトのことは相談しあってください」という返事だったので、臨機応変に対応してくれるのかと勝手に思い込んでいました。
しかし、後になってから、“病棟のことは病棟の人に”という看護部長の考えがあり、病棟ごとにルールが大きく違っていることがわかったのです。病院側が各病棟の内情を理解しないまま配属されるため、人の入れ替わりが多かったように思います。
復職で失敗しないための入り口は「面談」です。看護部長や看護師長など、トップに立つ方の人柄や雰囲気は、職場に全て表れているといっても過言ではありません。
希望する条件を聞き入れてもらえず、求人内容と大きく違いがあった場合には、出直すことを考慮するのも大切。入職できたとしても継続しなければ、また同じことの繰り返しです。素直に自分の意見を言うことが、復職に失敗しないためのコツ。相手の都合に合わせず、自分の環境と照らし合わせながら働く条件を提示していきましょう。

復職で失敗しない③:「自分を取りつくろわない」

過去の経験からですが、無意識にプライドが邪魔をしてしまったことがあります。
面談などで何か質問されるたびに「経験したことがあります」と言ってしまったため、プリセプターが付かないことになってしまったのです。事あるごとに昔のテキストを引っ張り出したり、新たに参考書を購入したりと、1人でできるようになるまでに時間がかかりました。
検査の見学に新人看護師が呼ばれるときも、私には声がかからなかったため、常にアンテナを張っていなければなりませんでした。物品や器械はもちろん、手技も変化し続けているため、経験があっても一から学ぶ姿勢とやる気を見せるのは大切だと重く受け止めました。
プライドが許さなくても、それは今だけのこと。知識や技術を習得するまではしっかり指導を受けることを念頭に置きましょう。

ブランクOK!看護師専任の キャリアアドバイザーに相談してみませんか?

著者プロフィール