• 2018年10月12日
  • 2021年11月12日

パートから始めるブランク看護師のメリット

 

看護師として復職することを考えたとき、家庭への負担を考えて「やっぱりまだ働くことは無理かな……」と諦めてしまうという方もいるでしょう。一方で、看護師としてブランク期間が長引くことが心配かもしれません。今回は、「少しでも医療に携わっていたい」とお考えの方に、パートから復職を始めるメリットをご紹介します。

「家庭も仕事も自分らしく!」パートのメリットはこんなにもある!

復職するからには、「早く仕事を覚えたい」と正社員でのスタートを考える方は少なくありません。ですが、家事や育児など、自分を取り巻く環境は出産前と比べて大きく様変わりしているでしょう。復職することを優先して、現状の生活環境を無理に変えようとすると、家族はもちろん、自分自身の負担が大きくなります。結果として、復職後の生活がうまくいかずに挫折してしまうケースもあります。だからこそ、復職したいと考えたときに、「パートとして働く」という選択肢を頭に入れておくことが大切です。パートには、さまざまなメリットがあります。

メリット1:残業がほぼない

一般的に、パートには残業がほとんどありません。病院での勤務の場合は、外来業務が多くなります。病棟では、フリーのポジションがほとんどですので、受け持ちやリーダーなど、定時に終えることが難しいポジションになることは少ないです。そのため、大きく時間が取られてしまうような業務は少なく、残業時間は少ないといえます。

メリット2:自分の時間が作りやすい

自由にシフトが組めるのはパートの特権です! 仕事に縛られることが少ないので、お休みの日には友人とランチを楽しんだり、美容院へ行ったり、家でゆっくり料理を作ることだってできます。まさにワーク・ライフ・バランスが実現できる働き方が可能になるでしょう。また、「フルタイムで働くのは難しいけど、看護師として少しでも業務に携わっていたい」と、医療とのつながりを求めている方にもおすすめです。

メリット3:人間関係のストレスが少ない

新たな職場に加わるにあたり、大きな気がかりのひとつになるのが「人間関係」ですよね。ですが、正社員から見ると、パートは意外にも「オアシス」のような存在だったりします。正社員同士に比べて複雑な人間関係ではないからこそ、気軽に話しかけたり、ときには悩みを打ち明けられたりすることも。仕事をするにあたり、人間関係は一番の悩みになりかねない重要な要素なので、中には「厄介な人間関係のトラブルを避けたい」と、パートとして働くことを選ぶ方もいるほどです。

メリット4:担当業務に集中できる

良くも悪くも、パートがリーダーなどの役職になることはありません。また、勉強会や委員会の出席、資料制作など、時間外の業務をすることもほとんどないのです。大きな責任や業務以外のことに縛られることが少ないので、その分、自分の仕事に集中することができます

メリット5:ブランクがそれほど気にならない

「役に立てないかもしれない」「手技や学びが古いかも……」と、ブランクが長ければ長いほど、看護師としての自信を見失いがちになるものです。ですが、パートからの復職をするのであれば、時間内での業務が多いため、自分の仕事をしながらほかのスタッフの補助にまわるなど、幅広く業務を覚えることができます。はじめからなんでもできる方はいません。一からコツコツ積み重ねていくことで、知識や技術を習得することができ、自信を回復することもできるでしょう。

メリット6:正社員として即戦力になれる

育児が一段落したり、仕事に慣れてきたりしたら、そのまま正社員として働くことも検討してみてはいかがでしょうか。即戦力として働くことができ、職場環境や人間関係にも慣れているでしょうから、雇用形態が変わっても負担は少ないはずですよ。

子どもの成長と共に、働き方の希望や考え方は変わっていくもの。いろいろな選択肢から、今の自分に合った働き方を選んでくださいね。

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