看護師が患者さんのもとを巡回し、検温・処置などをする際に用いるワゴンは、ちょっとした取り扱いの不注意によって医療事故を引き起こす原因にもなります。今回は、ワゴン使用時のマナーをご紹介します。
患者さんの手が届くところには置かない
ワゴンには、自分専用のクリップボードや点滴類、注射など、個人情報が含まれているものや取り扱いに注意が必要な物品が多々あります。ナースコールなどで目を離した隙に、紛失や破損などの危険性があるため、ワゴンは患者さんの手が届かないところに置くのが鉄則です。
常に整理整頓を心がける
ワゴンが乱雑な状態になっていると、落ち着かないばかりか効率も悪くなり、最悪の場合は医療事故につながる危険もあります。患者さんに安全な看護を提供するためにも、ワゴンは常に整理整頓するよう心がけましょう。
「ほんの少しの間なら離れても大丈夫」など、一瞬の油断が大きな事故につながります。ワゴンの取り扱いには十分に注意しましょう。