• 2015年12月15日
  • 2022年5月17日

今さら聞けない年賀状の書き方

 

年賀状を送る時期

年賀状は元旦に届くように送るのがマナーとされていますが、基本的には1月7日までに届けば失礼にはあたりません。元旦に届けたい場合は、年賀状の特別取り扱い期間(例年12月15日~12月25日)までに投函するとよいでしょう。

年賀状の基本的な書き方

1賀詞
文頭に「謹賀新年」「あけましておめでとうございます」など、新年を祝う言葉を大きめに入れます。

2挨拶やお礼の言葉
「穏やかな良いお年をお迎えのことと思います」「旧年中は大変お世話になりました」など、越年を喜ぶ言葉や日頃の感謝の言葉、近況報告などを書きます。

3相手の健康や幸せを祈る言葉
「皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りいたします」など。

4今後の支援や交流をお願いする言葉
「本年もどうぞよろしくお願いいたします」「本年もご指導のほど、よろしくお願い申し上げます」など。

5年号・日付
「平成○年元旦」「平成○年一月一日」など、日付は年号から書きます。「二○○○年一月一日」のように西暦でも問題ありません。 ちなみに、「元日」は1月1日、「元旦」は1月1日の朝のこと。年賀状が1月1日に届かないことが明らかな場合には、「正月」や「一月」を使いましょう。

上司や先輩へ年賀状を送る際に気をつけたいこと

漢字一文字の「賀」「寿」「福」や二字熟語の「賀正」「迎春」「新春」などの言葉は略語にあたるため、目上の人への賀詞には使わない方がよいとされています。 四字熟語の「謹賀新年」「新春萬福」や、「謹んで新春のお慶びを申し上げます」「あけましておめでとうございます」などの言葉を使いましょう。

喪中と知らずに年賀状を出してしまったときは?

年賀状を出した後に先方から喪中はがきが届いたら、1月7日以降に「寒中見舞い」にお詫びの言葉を添えて返信するのが一般的です。近年は喪中を見舞うという意味の「喪中見舞い」としてお線香を送ったり、お悔やみの言葉をはがきや手紙で伝えたりする人も増えています。 年賀状は日ごろお世話になっている方へ、新年の挨拶とともに感謝の気持ちを伝えるもの。今後も良好な関係を築くためにも、心を込めて送りましょう。

文:看護師/カウンセラー 坂口千絵

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