• 2015年1月27日
  • 2021年11月15日

「仕事ができる看護師になりたい!」と思うあなたへのアドバイス

 

これまで多くの後輩スタッフの悩みを聞いたり、看護師さんのカウンセリングを行ってきましたが、「仕事ができない自分」に悩んでいる方は非常に多いです。悩むということはそれだけ成長意欲があるともいえますし、「できる看護師」を目指して知識や技術を磨くのはとても大切なことです。 しかし、何年たっても「仕事ができない……」と悩む看護師さんには「共通点」があります。それは「なにを達成すれば『仕事ができる』といえるのか」が明確になっていないということ。
「仕事ができない」という悩みから抜け出せない根本的な原因のひとつに、「漠然とした悩みをいつまでも持ち続けている」ことが挙げられます。「できる看護師」になるためには、悩みを明確にし、具体的な解決方法に落とし込んでいくことが必要です。

仕事ができないと感じる理由は「欠乏感」

なかには、「なにをしたら仕事ができるといえるのかが考えてもわからない」という方もいらっしゃいます。そのような方の心の内側には、どれだけやっても満足できない「欠乏感」が存在している可能性があります。 そんなときは、「あれもできていない」「これもできていない」と、自分のできないところばかりに焦点を当てるのをやめ、できていることもきちんと見つめる冷静な目を持つことが大切です。自分に欠けているところばかりを考え、偏りのある物の見方をしていると、有効な解決策は浮かびにくくなってしまいます。

弱点を克服するのではなく強みを伸ばす

さらに重要なのは、「弱みに焦点をあて、克服する」のではなく、「強み」を伸ばす工夫をするということ。人には誰しも必ずその人なりの「強み」があります。 かくいう私は自他共に認めるほど「仕事ができない看護師」でしたが、「文章表現」や「資料の作成」、「教育指導」という自分の強みを看護計画の立案や院内マニュアルの作成、新人教育のカリキュラムへ反映させました。それが自信へとつながり、「仕事ができない」という悩みを持つことはなくなったのです。

悩みを解決するために、「できないことをできるようになろう」と考えがちですが、それだけが良い解決方法ではありません。とくに、どれだけ頑張っても仕事ができないことに悩んでいる方は、「できない部分をできることでカバーする」と考え、行動していくことで、悩みから脱出できるかもしれませんよ。

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