「今年こそ〇〇になりたい」と新年の目標を立てたり、「今度こそ心機一転、気持ちを切り替えていきたい」と決意したりしたにもかかわらず、三日坊主で終わってしまう——これまでも同じようなパターンを何度も繰り返してはいませんか? そんなときは、これからお伝えする3つのポイントを押さえておきましょう。
決意の動機を確認する
決意したことを達成する、継続する過程において、「どのような気持ちで取り組むか」は非常に重要です。苦しい、つらい思いをして取り組むことになったとしても、「達成したい」という思いがあればかまいませんが、「達成しなければならない」という動機で取り組むのは「やりたいことではない」ので、モチベーションを保ち続けるのは困難です。
決意したことが「心から望んでいること」なのか、そうでないのかを知るためにも、まずは行動しながら見極めていくことがおすすめです。決意したことが本当は望んでいないことであれば、適宜、目標などを変更していくようにしましょう。
人間心理を理解する
「新年の決意をしたからには、『きちんと』やらないと」「今度こそ『ちゃんと』取り組まないと」といった思いをつい抱いてしまうことがあります。そのようなとき、無意識下では「継続して」取り組まなければならないといった心理が働きやすくなっています。
一度決めたことをやり遂げるのは大切ですが、「継続しなければならない」とう意識がプレッシャーとなり、物事を始めること自体を躊躇してしまう可能性があります。また人間は変化を嫌う性質があるともいわれており、いつもと違う行動をとることに心理的障壁ができやすい傾向もあります。
このような人間心理を理解して、「きちんと」「ちゃんと」でなくてもかまいませんので、少しの変化から始めてみてはいかがでしょうか。
できることに目を向けよう
決意したのに続かない場合は、できないところばかりに目を向けていることも一因として考えられます。掲げた目標が達成できないことがあっても、「取り組もうとした自分」を褒める、10割のうち1割できたら「9割できなかった」のではなく「1割はできている」と事実をきちんと認めることで、モチベーションも保ちやすくなります。
取り組む過程において、自己承認は必須です。決意しても行動できない場合は、そこで落ち込むのではなく、「どのようなペースで取り組んだら達成できるのか」を考えつつ、時には行動ではなく目標そのものを変えることも検討していきましょう。
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