• 2019年4月18日
  • 2021年10月29日

新しい職場になじめるか不安な看護師さんへ

 

新しい職場になじめるか不安な看護師さんへ

新しい職場に就職する際、仕事を早く覚えることも大事ですが、周りから信頼される人間関係をつくることも職場に早くなじむために必要不可欠な要素です。今回は「こんな人が好かれる/嫌われる」という行動パターンをご紹介するとともに、新しい職場になじむためのコツを解説します

周りのスタッフに好かれる行動・嫌われる行動

ちょっとした行動が相手に与える印象を左右することもあります。まずは「好かれる行動」「嫌われる行動」をご紹介しますので、確認してみましょう。

【好かれる行動】

・明確な受け答えができる
聞かれたことに対し、「きっと(たぶん)□□だと思います」といったあいまいな返答では、相手に不安を与えてしまいます。「もう一度後で確認します」などのように「明確な受け答え」ができると、安心して仕事を任せやすくなります。

・責任感がある
きちんと報告・連絡・相談をする、期限や時間を守る、失敗を次回に生かす
ことができるなど、与えられた仕事に対し、責任感をもって仕事ができる人は信頼されやすくなります。

・親しみやすさがある
仕事にある程度の真面目さは必要ですが、度が過ぎるととっつきにくい印象を与えることに。笑顔で接する、会話に相づちを打つ、適度にユーモアがあるなど、親しみやすさがある人は好感を持たれやすいです。

【嫌われる行動】

・否定的な意見が多い
相手と異なる意見を述べるとき、たとえこちらの意見が正しいとしても、伝えかた次第では「否定されている」という印象が残りやすくなります。相手の意見をなんでも受け入れる必要はありませんが、「でも」「ですが」といった表現はできるだけ避けるようにしましょう。

・言いわけをする
「今、やろうと思っていました」「わかってはいたんですけど」などの言葉は、本人からすると事実を述べているつもりでも、聞く側に「言いわけをしている」と受け取られる場合があります。釈明が必要な場面では「今、やろうと思っていました」のように、「事実だけを述べる」よりも、「今、やろうと思っていましたが、もう少し早く取りかかれるように気をつけます」などのように、改善の意識があることを相手に伝えましょう

・勝手な判断で行動する
「前の職場では○○だったから、ここの職場でも○○に違いない」などの思い込みや「『経験者なのに使えない人』と思われたらどうしよう」といった恐れなどから、勝手な判断で行動するのはNGです。安心して仕事を任せてもらえるようになるためにも、「念のため、確認なのですが……などの枕詞を上手に使い、必ず事前に確認する習慣をつけましょう。特に何の疑問も浮かばないという場合にも、判断が合っているかを確認できると安心感につながります。

新しい職場に馴染なじむためのコツ

日ごろから職場の体制やスタッフの良いところを積極的に見つけるようにすると、それらは自然と態度や行動に表われます。以前、別の場所で働いていた場合は良くも悪くも前の職場と比較しがちですし、戸惑いもあるかと思いますが、まずは今の職場のやり方を受け入れ、協調する姿勢を大切にしましょう。また、新しい職場になじむまでにはある程度の時間が必要です。焦らず、自分を責めずに、できることからコツコツと行っていきましょう。

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